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【坐禅作法84】空はこんなに青いのに

ちょっとはマシな坐禅作法 空はこんなに青いのに〜縁覚道の地図4〜

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〜縁覚道の地図4〜


空ハコンナニ青イノニ…

もしかすると私は生まれるべき場所や地域を間違えてしまったのかもしれない。

私の生まれた祖国・日本には、ひたすら坐ったり、お茶をすすったり、一本の花を活けたりする行為を極めようとする意味のわからない風習があった。 ものごころついてその風習の存在に慣れてみたところで、宇宙船に乗ってどこかの星から偵察に来ているかのような奇妙なまなざしでそれらを見ている気分は拭えなかった。

因みに僧問う。
「如何なるか是れ祖師西来の意」
趙州曰く
「庭前の柏樹子(はくじゅし)」


こうした論理破綻のはなはだしい禅の公案とやらを前にするとき「アナタタチハバカデスカ?」などと思っている何かが自分の中にいることを否定することはできない。

発想の仕方があまりに論理的な私にとって、およそ論理を置き去りにしてきたきらいのある東洋の日本は不可解なことばかりで少々生きづらい国ではある。

その私が、ただ坐ることを極めようという突拍子もない坐禅について書いているのだから、これは、もう、ほとんどお笑いだろう。 どうしてこうなったのか私が知りたいくらいだ。

その禅の入口に立つ前は、世間一般の人たちと同じように願望実現法などを追求してみたものだ。 とはいうものの「あなたには無限の力がある」とか「信じれば夢は叶う」などと書いてあるのを読むたびに「あたしゃ、そんなことをバカ正直に信じられるほど単純ではございません。なぜ確証となる根拠を示さないのだ」と思うばかりで、まったく効果がなかった。

こうした論理的に納得できないかぎり何ごとも信じられないという性格は、四十歳になって大悟を目指そうとするときになって、台風一過の土砂くずれのように私の目前に立ちはだかった。

「大悟の実現可能性は果たして何パーセントあるのだろうか」

おそらく一般的な日本人なら、こんなことで悩むことはあるまい。 しかし、私は苦悩した。 なぜこんなことで悩んでいるのかということでも苦悩した。

「空ハコンナニ青イノニ私ハ何ヲ悩ンデイルノダロウ?」

とにかく私は大悟の実現可能性を知りたい一心で四十歳の一年間を探究に明け暮れて過ごした。 そして、かけまくもかしこき何かに導かれ、ついに“悟りの軌道理論”を完成させることに成功したのである。 それは2015年2月4日。その年の節分の翌日のことであった。

「私は大悟を約束されている」

悟りというものが虚飾の白雲につつまれた神秘から急に抜け出して、一つの人生の可能性として私の眼に映ってきた。 そうして大悟の実現可能性が100パーセントであることを知ったとき。 私の決心は不退転となった。

矢印マーク 『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』

坐禅修行のプロセスを正確に記述してある唯一の本。
(2011年1月現在・ボク調べ)
こういう本が市場に出回っている現在、
秘密にしておくことなんてもはや何もないはずである。
そろそろまともな禅書を誰かが出版しても
いいのではないだろうか?

赤雲水

ゆえに、私は書く

黒雲水

さらに、ほどなくして、この“悟りの軌道理論”はある種の問題の原因を説明していることも知った。

修行者が精神分裂症や発狂に至る原因はどこにあるのか

三十二歳で精神分裂症を引き起こした修行者の悲痛な一言が私の脳裏に現在でも焼き付いている。

「私は何もしていません」

従来、そのような症状は、過度の密教的行法により気が制御不能になるために引き起こされるものと説明され、小周天と呼ばれる行法を用いて臍下丹田に気を降ろせば回避できるとされてきた。 しかしながら、密教的行法を避けている修行者や小周天を完成している修行者が精神分裂症を引き起こしているという現実を私は目の当たりにしてきたのだ。 そもそも、その理窟では、なぜニーチェが発狂に至ったのかを説明することすらできない。 ニーチェは、密教的行法など実践していなかったし、それにもかかわらず臍下丹田の圧力を感じていたからだ。

すなわち、従来の理窟はまったくのデタラメで原因は別のところにある。 “悟りの軌道理論”はその別の原因を如実に物語っていたのだ。 しかしながら、もしかするとこの理論は、故障して暴走しはじめたオーディオプレイヤーのようなおしゃべりを止め、沈黙したまま秘伝とするべき教えなのかもしれない。

高次の秘密は導師たちによって守護されている

すべての導師が遵守すべき原則によれば、どのような求道者に対しても、その人の受けるにふさわしい知識なら、進んでこれを伝授すべきなのである。 しかし受けるに値しない人物に対しては如何程の秘伝も伝授すべきでない、という当然の原則もまた、同様に存在する。 そしてこの両原則を厳守する導師ほど、すぐれた導師であるといえる。

(R・シュタイナー『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』P.023-024「条件」)

秘伝を受けるにふさわしい人間を作るための道は厳密に定められている。 その道の行先は永遠に消すことのできぬ文字で「神殿」の中にはっきりと記されており、その神殿の高次の秘密は導師たちによって守護されている。

(R・シュタイナー『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』P.024「条件」)


R・シュタイナーによると悟りに至る道の秘密は導師たちによって守護されているという。 たしかに“悟りの軌道理論”の書かれた文献を私は読んだことがない。 そのため、この知識を公開することにはためらいを隠せないというのが本音ではある。

しかし、これが一般的に知られてはならない秘伝とされることよりも、一般的知識として知られることにより精神分裂症のリスクを回避することの方が、21世紀の現代においては、むしろ、有益であると私は考える。

ゆえに、私は書く。

たとえ、達磨や六祖にヤメテオケと言われても、もはや、この私を止めることは不可能だろう。 これ以上、無駄な悲劇に直面するのはあまりにつらすぎる。 その是非の判断はただ天命に委ねるばかりだ。

(2015.3)


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