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【坐禅作法77】お金の貯まる金銭感覚

ちょっとはマシな坐禅作法 お金の貯まる金銭感覚〜付録:禅的財産形成術2〜

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〜付録:禅的財産形成術2〜


お金はできる範囲で貯めておけば十分なんだよ


対機説法ほど面倒くさいものはない。

“寛大な理解”ないし“見かぎり”を身につける頃ともなれば、
禅者の前には多種多様な凡夫・匹夫が相談にやってくるようになる。

少しでも見込みのあるやつはカワイイ。
多少キツイことを言っても飲み込みが早いから誤解はすぐに解ける。
そういうときは「坐禅修行をやっててよかった」と素直に思う。

面倒くさいのは見込みのないやつだ。
何を言っても空虚な反論の返ってくるだけだから話し甲斐がまったくない。
なだめすかせばつけあがる。「損な役まわりだ」と思わずにはいられない。

「このまま人生を終えるのはもったいないことだと思うんだ」
「だったら坐禅をするといいよ。42歳から運勢拓(ひら)けてくるぜ」
「うん、君が実際にそうなったらボクもそうさせてもらうよ」
こういうときは、それもそうだね、と応(こた)えながら胸の内でこう呟く。
<<オレが実際にそうなる頃にはオマエは手遅れなんだよ、バ〜カ>>

そういう救いようのない連中なんか放っておけばいいものを、
神仏はどうしたものか“救いのヒント”を与えたがる。
そのためのメッセンジャーの役分を禅者は担っているらしい。

もうバレバレだと思いますけど。ボクはあまり性格のいい人間じゃないし、
それを変えるつもりもない。そのボクをメッセンジャーにするなんて、
神仏というのはどうかしてるんじゃないかと思うことがある。

少なくともボクはボクの助言なんか絶対に聞きたくないもんね。
こんな口の悪いやつの忠告なんかお断りだ。人様を凡人呼ばわりしやがって。
たぶんボクの説法を聞かされるのは、よほど崖っぷちにいるやつに違いない。

だから相談にやってくるのは厄年前後の試練を迎えている人が圧倒的に多い。
逆境に遭遇している間は誰でも真剣だ。本を読み、チベット体操だって始める。
でも、しばらくして試練の期間を過ぎると熱さを忘れパタリと止めてしまうのだ。

だけど求道者ならそこで止めることなんかしないし、できるはずもない。
というのも逆境で味わった悔しさや虚(むな)しさを忘れることはないからだ。
そういう人は神仏からの贈り物“救いのヒント”を最大限に活用すればいい。

それを活かすも殺すも本人次第というのが運命の法則だから、
その自業自得の領域に他人は首をつっこめないようになっている。
それは運命の挑戦に打ち勝つために必要なものはすべて与えられるということだ。

したがってお金もできる範囲で貯めておけば十分なのである。

赤雲水

億万長者の生態

黒雲水
矢印マーク となりの億万長者―成功を生む7つの法則

金持ちになるか?貧乏人になるか?
その違いは考え方ひとつで決まる。


お金の貯まる金銭感覚の持ち主。いわゆる“億万長者”を研究した傑作がある。
トマス・J・スタンリー、ウィリアム・D・ダンコ著『となりの億万長者』。
「お金で魂を買う」人たちの生態を分析調査した名著だ。

彼らの生態はおよそ一般に考えられている“お金持ち”とは異なっていた。
その平均像をまとめたものから幾つか抜粋してみよう。

億万長者のポートレート

◆私は五十七歳の男性で既婚。子供は三人。私もそうですが、億万長者の七割の世帯では、夫が家計所得の八割以上を稼いでいます。
◆億万長者の二割はもう引退しています。現役の億万長者の三分の二は事業家、自営業者です。全米には自営業者が二割もいないのに、億万長者の間では三分の二もいるんですよ。これは興味深い現象です。自営業者のうち、四分の三は自分で事業を始めた起業家で、残りは独立して診療所や事務所を開いている医者や会計士などの専門職です。
◆私たちの業種はごくありふれた、たいしておもしろくないものばかりです。溶接の下請業、競売人、米作農業、移動住宅(モービルホーム)専用駐車場の経営、害虫駆除、コイン・切手ディーラー、舗装下請業などです。
◆平均すると年収は資産の七%以下。つまり資産の七%以下の金で生活しているわけです。
◆遺産をもらえなかったから不利だったと感じたことはありません。億万長者の八割は自分の力で金持ちになっています。
◆私たちはみんな、収入に比べて、はるかに少ない金額で生活しています。安いスーツを着て国産車に乗っています。新型車に乗ったり、車をリースするのは私たちの間では少数派です。
◆私たちの妻は、きっちりと細部にわたって予算や支出計画を立てます。「慈善事業はまず我が家から」という諺(ことわざ)に異を唱えるのは一八%のみ。財布のひもは妻のほうがずっと堅いですよ。
◆いざというときのための資金は用意してあります。一〇年以上は収入がなくても生活できるでしょう。いや、私たちは少なくとも収入の一五%を貯金に回して収入の八五%で生活しているから、実際にはもっと長く、今の生活水準で暮らせる計算ですね。
◆私たちの近所には、億万長者でない人たちが私たちの三倍以上住んでいます。私たちの資産額は、億万長者になっていないご近所の人たちの六・五倍あります。あの方たちは高価な物を買い、世間体を気にするから、蓄財できないんですかね。
◆投資には熱心です。収入の一五%以上を貯蓄・投資に回す人が大半ですが、平均では収入の二〇%弱を貯蓄しています。七九%は証券会社に口座を開いていますが、投資の判断は自分でします。
◆資産の二割近くは上場株や投信など流動性の高い有価証券に投資していますが、めったに売りません。平均で、資産の二一%を自分の事業に投資しています。

(『となりの億万長者』-P.16「1 となりの億万長者を紹介しよう」)


これを踏まえて億万長者の生態を定義するとこういうことになると思う。

億万長者の生態

54歳以降の人生の収穫期になってようやくひと財産を築きあげた人たちで、親の遺産や援助をアテにせず、自分に合った職業を営み、とにかく自分の才覚で収入を得る。
そこで得たお金を倹約することで貯蓄を増やし、余分なお金は堅実な投資に振り分ける。おまけに妻は筋金入りの倹約家ときたもんだ。
「身上ふやすにゃ、女房が大事」


前半の条件については坐禅修行の成果として身に付けるべきことなので、
これから取り上げるのは後半の条件である。
「禅的生活のすべてがここに集約される」なんて言ったら怒られるかな?


禅的生活の基本

禅的生活の基本1:倹約、倹約、倹約


倹約、倹約、倹約!

これが『となりの億万長者』に登場するお金持ちの共通的特徴である。
彼らはなぜ倹約するのかといえば「金で魂を売らないため」にほかならない。

これは経済学の分野では「ラチェット効果」として知られているのだけれど、
お金の使い方には慣性の法則が働くため、一度引き上げた生活水準は、
たとえ収入が減ったとしてもなかなか落とすことはできないものなのだ。

そのため高い生活水準を維持するために借金をする人まで出てくる。
しかし借金をするということは債権者と奴隷契約を結ぶことに等しい。
それは人間として最も大切な自尊心、矜持、自由、尊厳を失うことでもある。

そのお金にまつわる人間の心の弱さと現実を知っていればこそ、
倹約につぐ倹約に励むことになる。そうやって残した「お金で魂を買う」のだ。
それゆえ人生のパートナー選びには細心の注意を払うべきだろう。

禅的生活の基本2:筋金入りの倹約家を伴侶とする


配偶者選びに失敗した例は悲しいかなボクの身近にある。実の弟のお話だ。

大学を卒業してすぐに結婚した弟には離婚のチャンスが一度だけあった。
25歳の頃、伴侶があまりに嫉妬深いため電話で母に相談してきたらしい。
もしもボクに相談してくれたら「離婚しちまえ」と背中を蹴り飛ばしたのに、
弟がそうしなかったのは儀式嫌いのボクが結婚式に出なかったせいである。

弟の不幸な顛末の責任は半分ボクにあるのかもしれない。

それはそれとして、とにかくそのときの母の回答が傑作だった。

慰謝料がかかるんじゃないかとか、結婚して数年しか経ってないのにとか、
相手の親御さんに何と言ったらいいのか、とその場しのぎの思いつきを吹き込んだ。
要するに母は自分の世間体を気にしていただけなのだけれど、
なんと弟はそのまま引き下がってしまったのである。

人生の決断をするときに親の御機嫌を伺うとロクなことはない。

その数年後の長男誕生で弟夫婦は離婚するわけにはいかなくなった。
それで29歳頃。次男誕生を契機に建売住宅を中古で購入するローンを組んだ。
ここから運命の転換期に入るというのに、これではもう万事休すである。
以降数十年間の奴隷契約を結んだ弟の後半生はここで終わったようなものだ。

33歳頃の“勝負どき”に住宅ローンを抱えたまま勝負に出れるやつはいない。

さらに35歳頃には注文住宅を新築し65歳までのローンを組みなおした。
聞くと高価なブランド物を買い、高級時計を集めるのが趣味なのだとか。
注文住宅を新築したのはママ友達と互いに張り合っている嫁が引き金らしい。

伴侶選びをするなら友達や親戚を結婚式に大勢呼びたがる人はやめとこう。
伴侶の友達や親戚の数は少なければ少ないほうがいい。ゼロというのが理想だ。
まともなオツムの人間がこの世にたくさんいる道理はないからである。

幸運にも独立自尊の道をゆく伴侶と出会えたら絶対に手放してはいけない。
その人はきっと筋金入りの倹約家に相違ないからだ。
世間体を無視すれば生活に必要なお金はそれほど多くないと知れる。

矢印マーク フランクリン自伝

さすがはアメリカ資本主義の父。
お金の哲学はこの人に聞け!


ただし、筋金入りの倹約家の妻でもたまに血迷うことはある。
これはベンジャミン・フランクリンの自伝から。

英国の諺(ことわざ)に、「身上(しんしょう)ふやすにゃ、女房が大事」というのがある。私同様勤勉と節約を愛する妻を持ったことは幸福なことであった。妻はパンフレットを折ったりとじたり、店番をしたり、製紙業者に売るため古リンネルのぼろを買ったりして、まめまめしく仕事を助けてくれた。役にも立たぬ召使などは一人もおかなかった。食事は簡素を旨(むね)とし、家具も一番安いものを使った。例えば朝食は長い間パンと牛乳だけで、茶は用いず、それも二ペンスの陶器の丼に入れ、白ロウ(びゃくろう)のスプーンで喰べるのであった。ところが、なんと贅沢というものは、倹約を主義にしていても、いつしか家庭に入り込んで、次第にひろがって行くものなのだ。ある朝食事に呼ばれて行って見ると、磁器の茶碗に銀のスプーンがついているではないか。これは妻が私に相談もせずに買ったので、しかもこのために二十三シリングという大金を出したのである。これに対して妻は、自分の夫も隣近所の人と同様、銀のスプーンと磁器の茶碗を使うだけの値打ちがあるから、とこういう以外には、言訳(いいわけ)も弁解もないのであった。これが金銀の食器と磁器が私の家に現れた最初であるが、その後、年とともに身上のよくなるにつれ、だんだんに数を増し、ついには価額数百ポンドに達するまでになった。

(『フランクリン自伝』-P.133「十三徳樹立」)


贅沢品の買い物は必ず夫婦で相談しあうように取り決めておこう。

それから最も警戒すべきは金の貸借の問題だ。

― 落ちぶれて 袖に涙のかかるとき 人の心の奥ぞ知らるる ―
(落語「ねずみ穴」)

かといって人情にほだされると泣きをみる。

矢印マーク 私の財産告白

金というのは重宝なものだ。
ところが、世の中には、
往々間違った考えにとらわれて、
この人生に最も大切な金を
頭から否定してかかる手合いがある。
(本多静六)


お金を持つと知人・友人から「貸してくれ」と申し込まれることが決まってある。

ボクはそういうとき「金銭は貸すな借りるなが家訓だから」と言ってキッパリと断り、
慈善活動用に貯めている小銭ばかりの貯金箱を渡すことにしている。
2度目の催促はお断りだから一度目の時に「次回はないよ」と必ず警告する。

そして貯金箱と一緒に本も渡す。たとえば前出の『となりの億万長者』とか。
もしもお金の知識がないだけだとしたら気の毒な人だから。
ボクは根本から立ち直って欲しいのでお金を渡すだけなんてしたくない。

別に人の窮地を見捨てるわけではないからスジは通っていると思う。

ただ、その貯金箱と本を貰った人から「あの時はどうも」と後で食事に誘われた、
なんてことは一切ない。もとより生活に必要な糧はすべて与えられているもので、
これは凡人にも例外はないからそれを管理できないのはオツム的欠陥なのだ。

そういう人は禅者が共に歩むべき知友ではないとボクは思う。
すなわち縁が切れても痛くもカユくもない人間なのである。
以下は本多静六という人の『貸すな、借りるなの戒律』

少しばかり金が残り財産ができてくると、すぐもう「貸せ」という人が出てくる。しかもそれが、いままで自分の苦心惨憺をハタからなんのかのとソシっていた人々の中から多く飛び出してくるのだから、驚きもし、あきれもし、また困惑もさせられる。
初志貫徹の障碍(しょうがい)はこんなところにも待ち伏せている。これをうまく切り抜けるのが一苦労だ。昔から金の貸借にはいろいろな戒めがあって、「借主となるなかれ、また貸主となるなかれ、貸主は金と友人とを同時に失う」とシェイクスピアなどもいっている。もちろん、借金の申し込みにはいちいちもっともな理由がある。抜き差しならぬ持ち込みがある。しかし、親戚知友に対する金銭上の融通はできるだけ避けたほうがよろしい。これはお互いのためだ。実際金の貸し借りは、その金ばかりではない、大切な友人や親類をも失うもととなるので、いかなる場合にも金を貸借しないに限る。
私もいままでにはずいぶんこの禁を破って金を貸した。ことに友人などから困窮の事実を訴えられると、つい気の毒になって金を出したものである。ところが、気の毒だと思って貸した金で、その金が生きた例(ためし)がほとんどない。いろいろな人に、いろいろな場合の申し込みをうけると、初めてのことで僅かの金高だからとか、せっかくわざわざ頼みにきたのに気の毒だからとか、最初のうちはいつも貸す気になった。そのほとんどすべてが失敗で、自他共に失うところがすこぶる大きかった。

(本多静六『財産告白』-P.75「金と世渡り」)


というようなことに警戒しながら貯蓄をしっかり増やしていこう。

禅的生活の基本3:貯蓄を増やす

私は、「初めの百ポンドさえ溜めてしまえば、次の百ポンドはひとりでに溜まる」という諺の真実であることを実際に経験した。金というものは本来繁殖力の強いものなのである。

(『フランクリン自伝』-P.175「社会的活動(一)」)


フランクリンの言うようにまず最初の百万円を貯めれば後はひとりでに貯まる。

というのもその頃には倹約が習慣になっているからだ。
コツは銀行で通帳記入すること。すると数字の増えていくのが楽しみになる。
数字を減らしたくはなくなるから慎重に吟味して買い物をするようになる。

そうして余裕ができたらいよいよ資産運用に乗り出そう。
投資に成功するコツも基本は同じである。「人間の心の弱さを知ること」
お金は魂を買うためにある。そこを外さなければ投資に失敗はありえないのだ。

(2013.4)

青雲水

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