トップ写真 ゆんフリー写真素材集
Contents menu
Google Search
Google
Web サイト内
関連記事リスト

【坐禅作法76】人生の勝負どき

ちょっとはマシな坐禅作法 人生の勝負どき〜付録:禅的財産形成術1〜

Presented by

〜付録:禅的財産形成術1〜


人生には“勝負どき”というものがある。


人生には“勝負どき”というものがある。

それはある年齢に達すると誰にでも与えられる運命変革のチャンスだ。
しかし世間の圧倒的多数を占める凡人たちはその機会に気づけない。
ゆえに運命に流されて生きていることすら知らずに生涯を閉じてゆく。

ボクの友人たちもまた運命に流されて生きる選択をしてしまった。
「もしも、適切な助言をしてやれたなら、あるいは…」。ボクの後悔は尽きない。
胸ぐらを掴んで殴り倒してでも“喝”を入れてやればよかったか。

もっとも重要な“勝負どき”は一般に大厄といわれる33歳前後にある。
そのとき勤めていた会社が倒産し価値観の転換を迫られた友人の一人は、
仲の良かった飲み仲間の同僚と連れ立って同じ会社に転職しようとしていた。

そこは札幌に本社をおくソフトウェアハウス。ボクの以前働いていた業界で、
ただ使い捨てにされてゆくシステムエンジニアをボクは何人も見てきた。
ボクの面倒をみてくれた先輩SEは40を超える頃にこう漏らしたことがある。

「この仕事キツイじゃない。そろそろ静岡の実家に帰ってお茶でも作ろうかな」

帰るところのある人は、まだまだ幸福なほうだ。

ボクは25歳で会社を辞めたとき上司でもあった社長の息子にはっきり言った。

「このまま使い捨てにされるのは、まっぴら御免なんだ」

それに対する息子の回答はボクにすべてを納得させるものだった。

「ま、この業界の稼業なんてヤクザな商売だからな。他の奴らには絶対言うなよ」

アイツらクソだよ。わかってやってんだから。

そこで、どこかのタイミングでこんな忠告をするつもりで友人を飲みに誘った。

「オマエ…飼い殺しにされるぞ。それでもいいのか?」

すでに“ぷっつん体験”を通過していたボクは、まず彼に言った。

「大事なことだから、独りになって、もう少しゆっくり考えてみれば?」

そこで返ってきた彼の一言にボクはかける言葉を失ってしまった。

「だってオレ…、今、お金ないんだもん」

当時34歳だったボクがイマひとつ“喝”を入れられなかった理由は二つある。

運命のカラクリを解明した人生29年周期説の論拠が出揃ったのは38歳のことで、
あの頃は自分の人生に起こり始めていることに確信を持てなかったからだ。

もう一つの理由は呆れてしまったことにある。
ただし「お金がない、と言う彼に」より、むしろ、この「日本の文化に」だ。

ボクは彼の爺さんを尊敬していた。
彼の爺さんは、若い頃、札幌の市街地にほど近い場所に広い土地を購入して、
その土地の一角で駐車場を経営し、もう一角でホルモン屋を営んだ。
そして晩年。しこたま貯めこんだお金でそこに賃貸マンションビルを建てたのだ。

マンションの最上階で暮らすその爺さんの書斎には立派な本棚があり、
登記やら不動産関連の専門書がズラリと並んでいた。独学で学んだそうである。
小学生のボクはアイスをご馳走になりながら思ったものだ。「この爺さんスゲエ」

その酸いも甘いも噛み分けたはずの爺さんの金銭感覚が、
どうして孫の彼には受け継がれていないのかボクには不思議でならなかった。
彼はいわゆる“爺ちゃん子”でその爺さんの薫陶を受けて育ったはずなのである。

日本の文化には葬式仏教の悪しき伝統によりお金の話を忌避する風潮がある。
清貧も結構だけれど、お金がないばかりに運命の時機を逸したら何の意味もない。
だから、お金の知識は親から子へ、子から孫へ。しっかり受け継ぐべきだと思う。

当然ながら多額の財産を残しても相続税で目減りし、残りもやがて蕩尽される。
ところが知識なら税金もかからないし、受け継いでゆくことができる。
創造力のない凡人の家系にあって子々孫々受け継ぐべきはそうした知識である。

爺さんのホルモン屋を支えた“秘伝の焼肉のタレ”のレシピにしてもそうだ。
ボクはほどなくして東京に飛ばされることに決まった友人に言った。

「オマエはいいよ、たとえ困ったとしてもホルモン屋をやりゃあいいんだもんな」

ズタボロになるための片道切符を握ったやつに他に何て言葉をかけたらいい?

お金について語ることを“はしたない”とする日本の風潮にボクは断固反対だ。
そのせいでどれだけの人間が運命変革のチャンスを逃していることか。
だからボクはこれまでの生涯で学んだお金の知識を披露したいと思う。

赤雲水

“人生の勝負どき”には「お金で魂を買う」んだよ。

黒雲水
矢印マーク 『成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集』

10代・20代を正しく歩むためのバイブル。
10代・20代の諸君。人生には時節というものがある。
おそらく「聖書」や「経典」を読むのはまだ早い。
まず、これを読んで来たるべきときに備えよう。
仏道修行の基本がココにある。


当たりまえの話だけれどお金を稼ぎたければ仕事をしたらいい。
ところがその仕事について凡人は間違った選択をしてしまうものだ。

合った職を探す。それが才能よ。

(矢沢永吉『成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集』-「キャロル」)


自分の才能がワカラナイからである。というか…もとより凡人に才能なんてない。

そうして不本意な仕事を続けることほど空しいことはないだろう。
だから趣味と称し、酔狂と称し、“飲む、打つ、買う”の放蕩三昧に走るわけだ。
そのため“イザ”というときには決まってお金がない。

ただし、人生には“勝負どき”というものが、たしかに、ある。
その運命変革のチャンスは自分の才能を目覚めさせるチャンスでもあるのだ。
すなわち自分に合った職への道は、そこを乗り越えた人にのみ開かれる。

それは何時なのか?『才能とは何か』を読んだ諸君ならもうおわかりだろう。
凡人に生まれついたら35歳までは、どうしたって才能なんか目覚めてこない。
しかも凡人としての運命から抜け出すのは39歳だ。天職へはそこから呼ばれる。

したがって、そこから先は天職を通じてお金を稼げばいい。
好きこそものの上手なれ。42歳から飛躍したならガッポリ儲けなはれや。

だからここで問題にするのは35歳以前にある人生の“勝負どき”。
そして、それは25歳前後と33歳前後の厄年にあると相場が決まっている。
以下は矢沢永吉が25歳前後の“勝負どき”をどう迎え撃ったかというお話。

この業界ってのは、ミカン箱ひとつ置いて商売してるようなものなのよ。ハッタリとデタラメが、いかに多いか。
紙っ切れに、印鑑押させて何千万円とれる商売。
口でパッと言ってもわからないような「甲は乙に何とかを譲渡してどうのこうの」みたいな…普通のやつ、そんなの突然見せられてわかるわけないよ。
「ハイ、私にまかせて。悪いようにしないから。ハイ、判コ押して」ペタッ。
四年間契約だよ。例えばね。
キャロルは、レコード会社と四年間契約ってことにされてたわけ。
オレは、信頼しまくってた人間に、こんな契約を結ばせられた。
だいたい、二年が相場だよ。二年、二年で更新で、その時にまた条件を話しあう。それが普通だ。当時、少しずつ知り合いもできてって、聞くと「嘘だろう。そんな、四年契約なんて信じられない」と言われたよ。
売れれば、向こう四年間、安い印税率でバンバン稼がせる。キャロルの印税率ってのは、最低の最低だったね。出荷枚数の掛け率も非常識。売れるだけ、レコード会社と、ミッキーのプロデュース印税は増えていく。四年間、ニワトリみたいに金の卵を産み続けてくれる。
売れなかったら?
レコード出さなきゃいいんだ。そう、飼い殺しってやつ。泣いてるやつはたくさんいるよ。レコード出さなければ、損はしない、会社としては。
こういう仕組みをされたんだ。他にも、いろいろ裏があるみたいだけど、そこまでは言えない。
オレ、ミッキーをぶっ飛ばす手前までいったわけ。

(矢沢永吉『成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集』-「キャロル」)


よく「生まれつき悪い人間はいない」なんて言う鼻タレがいるけれど、
甘ったれたことを言ってちゃイケナイ。腐ってるやつは心底腐ってる。
仏性と人格ってのは別物なんだ。まず、そこを混同したら勝負はできない。

もちろんボクも言われたよ。「ハイ、私にまかせて。悪いようにしないから」
ボクは世間知らずのボンクラだったから最初は手もなくだまされた。
だけど誰にとっても25歳は独り立ちのときだ。それはどういうことかと言うと、
そいつらの両眼の真正面に中指立てて、はっきり言ってやるんだよ。

「冗談はケツの毛だけにしとけっ!」てね。

矢沢永吉もまたレコード会社・フィリップスと喧嘩を始めた。
これはソロデビュー曲『アイラブユーOK』発表までの経緯(いきさつ)。

アメリカ行った。
帰ってきた。マスター・テープを持ってきた。
それを、フィリップスに渡さなかったの。自宅に持って帰ったわけ。
マスター・テープ『アイラブユーOK』は、オレの家にしまっておいた。おれ、まだ、フィリップスに在籍してるんだよ、その時点では。
それから、ケンカ。フィリップスと。もう、やめる。
その頃、CBSソニーが浮かんでくるわけよ。
極秘面接。CBSソニーの中でも、トップ・シークレットだった。
何時何分に、矢沢が来る。
エレベーターがストーン。八階の会議室までノン・ストップ。面会謝絶。
向こうも「ぜひ、うちに」って話。オレ、気に入ったの。
「よし、CBSソニー行こう」
となって…フィリップスは放さないってわけ。
「ふざけるな、やめるんだ」って話から、二転三転。
違約金から、なにから全部で、一千何百万、払えってことになった。
CBSソニーで、借金して、小切手切ってもらって叩きつけに行ったよね。判コ押せって。

(矢沢永吉『成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集』-「キャロル」)

ロスのA&Mスタジオで、オレ録音してきたのね。
…ロスに行くってのは、オレの賭けでもあったわけ。
費用は、全部自分持ちだよ。通訳の人の分まで。
一回、裸になった。あの時は。
キャロルの印税、全部投げ出した。CBSソニーに立て替えてもらったりしたけど、借金だからね、それも。
大勝負よ。一アーチストがン千万借金してやるんだから。
聞いてよ聞いてよ、そのへんは根性ありますよ。そのくらいの根性なくて、いまの矢沢はないですよ。
いざという時に必要だっていったろ、金が。
そういう大勝負を逃げられないだろ。金がなくって逃げてしまうわけにはいかん。みっともないじゃない。
あの時のオレっていうのは、ここから始まるんだ、自分に言い聞かせてた。

(矢沢永吉『成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集』-「キャロル」)


こうして、一回、裸にならなくちゃいけない。それが“25歳の独り立ち”である。

ボクはそのあと公認会計士の肩書きをまとおうなんて姑息なことをしたから、
33歳の大厄のときに、やっぱり身ぐるみはがされた。今度は精神的にね。
それが“33歳のぷっつん体験”。今度は心までスッポンポンというわけ。

そのときボクに勇気を与えてくれたのが貯めこんでおいたお金なんだ。
25歳と33歳にある“人生の勝負どき”には「お金で魂を買う」んだよ。
それができないやつは「お金で魂を売る」ことになる。

その先の人生には必ず打算がつきまとうから俗世に身売りするようなものだ。
それはある意味、あぶく銭のために何でもやる売春行為と変わらない。
このとき親の援助をアテにして親の奨めに従って進路を決定するやつもいる。
でもそれは、あたかも一家心中しているようなもので魂は死んだも同然になる。

そういう中途半端をしたくなかったら、自分のお金を貯めるしかない。
その点についてはボクは矢沢永吉の影響をモロに受けてる。
学生時代。20回リピートで『成りあがり』読んだからね。

金のことだって、フラットな状態で考えてみたら、当然だよ、オレが金残るなんて。一万七千円のアパートと六万、七万、八万のマンション。比べたら、でかい違いよ。
それで、矢沢は、仕事終わったらさっさと川崎へ帰って行く。片一方は、ナオン連れて飲みに行く。そりゃ残らんわ。
家に帰ってね、亭主に戻るわけ。子供もいたし。
風呂がなくてね、銭湯に通うの。子供を、オレがおぶってさ、女房とサ。カゴ持って行くんだよ。
ずいぶんミミッチイ話みたいだけど、キャロルが日比谷やなんかでピークの頃よ。
うちの近所に、矢沢永吉ファンもごろごろいたけど、まさかあそこに住んで、家の前を三人でカランカランと風呂屋に行ってるのが矢沢だと思わなかっただろう。
うちが引っ越した時に、「あ、矢沢だったのか」って。
オレは、作詞家の阿久悠さんて人が好きなの。保土ヶ谷に住んでた。三万五千円で二DKぐらいのアパートにね。
それで、あの人、つい最近よ、伊豆に越したね。一億五千万の邸宅造って。
オレ、立派だと思った。長者番付ボンボン出てるあの人が、保土ヶ谷の三万五千円のアパートなんて、みんな信じなかったものね。でも、あの人が、もし東京で二十万か三十万かのマンションで、外車、キャデラックなんかにボックンボックン乗って、ワオワオやってたら、あんな家なんか建たない。
ところが、おかしなもんだ。
家が建ったとたんに、まわりは何を言う?
「あれは、金、力一杯ためてきたんだ」
てめえにできないことをやると、そう言うんだよ。まわりは…。
てめえは、それじゃ何やってた?
「うん、結構オレ、ナウに暮らしてたよ」みたいな感じ。
ナウなんかじゃないんだよ。使いまくって遊んで、カラッケツになってるだけだ。そんないやなもの、たくさん見てきてる。

(矢沢永吉『成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集』-「キャロル」)


人生の大勝負に打ち勝ってきた成功者はみんなこの金銭感覚を身につけてる。
なぜならそれを身につける過程には“ものの道理”があるからだ。

― 負い目をつくらず、スジを通して、自分なりのやり方でオトシマエをつける。 ―

そのためには自分の心の弱さを知り尽くさなくちゃいけない。
お金について学ぶことは人間の心の弱さを知ることでもあるんだ。

すなわち矢沢永吉の行動哲学はいちいち道理に合(かな)っていたってことさ。
19歳の厄年に『成りあがり』を掴んだボクはホントにツイてたと思う。
ボクは永ちゃんに禅的生活の基本を叩き込まれたようなものなんだ。
それは、いわゆる“男の美学”ってやつだったのかな。
そういうものって意外に大切なんだよね。

(2013.4)


肴はとくにこだわらず厳選情報

HPランキング参加中!

凡人たちにも本物のスピリチュアルを!

ワンクリック運動に参加しませんか?

ブッダの瞑想法―ヴィパッサナー瞑想の理論と実践

坐禅入門の決定版!

心の欠陥を克服する唯一最善の方法は坐禅・瞑想を実践することです。そして、この本以上の坐禅・瞑想の入門書を私は知りません。

聖書―旧約・新約

伝道の情熱を読みとれる貴重な一冊

イタリア人神父が丁寧に日本語訳した聖書。聖書は坐禅修行にも必ず役立つ。かりそめにも軽んじてはならない。

ブッダの真理のことば・感興のことば

こなれた現代語で読める法句経

私の仏教に対する誤解は この本で初めて解けました。

白隠禅師―健康法と逸話

坐禅と気の関係を明かした本

内観の秘法と軟酥の法は坐禅の基本。白隠禅師の『夜船閑話』と『遠羅天釜』で ちょっとはマシな坐禅をしよう。

5つのチベット体操-若さの泉・決定版

これはエクササイズの革命だ!

たった5つの体操を毎日続けるだけで体調は良くなるわ、痩せるわで驚きの効果が・・・!?食事に関するアドバイスも実に簡潔で的を得たもの。これはエクササイズの革命だ!

決定版 真向法

チベット体操と併せてどうぞ。

たった4つの体操を毎日続けるだけで怪我を予防するための柔軟な筋肉を作れます。チベット体操と併せてどうぞ。

魂をゆさぶる禅の名言

何にもならない坐禅はやめよう!

坐禅は単なる心の慰めではありません。坐禅を人生に役立てるための智慧がここにあります。救いのある仏教の入門書。