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【坐禅作法52】腰まわりの簡易望景内

ちょっとはマシな坐禅作法 腰まわりの簡易望景内〜結跏趺坐へのストレッチ 5〜

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〜結跏趺坐へのストレッチ 5〜


簡易望景内5

簡易望景内5
〜四股(シコ)の基本『腰割り』〜

1.つま先を外側に向けて両足を肩幅よりひらく。

2.太ももが床と水平になるまで腰を落とす。

図:布施仁悟(著作権フリー) 元・一ノ矢『日本伝統のコアトレがすごい! シコふんじゃおう』P.16-17


シコ(四股)は基本の『腰割り』の姿勢から行う。

このとき両足はつま先と踵で角度90をつくる。

〜『腰割り』における両足の角度〜

やはり直角。

図:布施仁悟(著作権フリー)


不動・仁王の四軸を流れる気が骨盤を抜けて脚に流れるようなれば、
この『腰割り』の姿勢のときに骨盤はしっかり立ってくるはずだ。

ところが普通はそんなにうまくいくはずはなく、
その原因である骨盤の歪みを修正する身体操作が必要になる。
そのための最も最適な運動が日本伝統の“シコ”なのである。

ただし、いきなりシコをふむより肩の調整から入ったほうが効果的だろう。
というわけで『腰割り』からの肩の調整型2種を紹介したい。

〜『腰割り』からの肩の調整型1〜

1.両腕のひじから指先までを合わせる。

2.ひじを離さないようにして、できるだけ上に上げていく。

3.ひじが離れそうなところまできたら、元に戻す。

図:布施仁悟(著作権フリー) 参考:成瀬雅春『ハタ・ヨーガ完全版』P.36


この型では主に身体前面の左右不動軸を意識したいところだ。
とはいえ身体背面の仁王軸を無視してよいわけではない。

というのも仁王・不動の四本軸にバランスよく気を流さなければ、
骨盤はしっかり立ってくれないからである。

その原則はこの型でも同じこと。

〜『腰割り』からの肩の調整型2〜

1.頭の後ろで左右の手のひらを合わせ、両ひじを付けるつもりで寄せてゆく。

2.これ以上両ひじが寄らないところまできたら、元に戻す。

図:布施仁悟(著作権フリー) 参考:成瀬雅春『ハタ・ヨーガ完全版』P.37


この二つの肩の調整型で両ひじを合わせることは非常に辛いはずである。

もちろん原因は肩の歪みにあるのだけれど大元の原因は骨盤の歪みの方にある。
したがってこの二つの肩の調整型で肩を調整しようと思ったら、
肩よりも骨盤の方を意識したほうがいいことに遅かれ早かれ気づくだろう。

「この型は横綱の土俵入りになんとなく似ている」

なんて思ってくれたらボクも嬉しい。
横綱の土俵入りもまた気の流れを調える智慧を集成したものなのである。

そうして骨盤から肩を調整していったところで、さあ、シコをふんじゃおう!

〜日本の国民体操・シコ!〜

1.『腰割り』の姿勢から反動をつけずに腹筋をつかって片脚をあげてゆく。

2.地面についている軸脚の不動軸に気が流れるように骨盤を調整して軸脚にのる。

3.軸脚にのった状態でキープ!

4.おっと不動・仁王の四本軸のバランスがとれてきちゃうね〜。シコってすっげー!

5.気の済むまでキープして、あげた脚のつま先まで気が流れる感覚を掴もう。

図:布施仁悟(著作権フリー) 参考:元・一ノ矢『日本伝統のコアトレがすごい! シコふんじゃおう』P.28-29


これでテッポウとシコという相撲の代表的な稽古型をみたのだけれど、
われらが日本伝統の相撲はそれだけに止(とど)まらない。
伸脚と蹲踞(そんきょ)という忘れてはならない稽古型もあるのである。

これらの稽古型は肥田式強健術にも発展的に取り入れられているので、
簡易望景内でも肥田式に準拠した伸脚と蹲踞を紹介してみたい。

矢印マーク 『ハタ・ヨーガ完全版』

P.36-37の入門編「腕の運動機Ν供Ν掘
P.78のひねり系統7「ジャタラパリヴァルタナ」
P.103の前屈系統20「ハヌマーン」
これらは日々のストレッチに是非とも取り入れたい。
簡潔に書かれた解説はストレッチのコツの宝庫だ。
やっぱヨーガでしょ。

矢印マーク 『日本伝統のコアトレがすごい! シコふんじゃおう』

シコトレは老若男女におすすめである。
国民体操に認定して学校で教えたらどうだろう。
というか教えるべきだ。

赤雲水

簡易望景内6

黒雲水
簡易望景内6


伸脚と蹲踞は腰まわりの特に股関節を調整して脚部に気を流す型。
ただし例のごとく『腰割り』からの肩の調整型から解説することにする。

〜『腰割り』からの肩の調整型3〜

1.組んだ手のひらを内側に向けて肘を伸ばす。

2.肩をできるだけ前に出した状態でキープ。

図:布施仁悟(著作権フリー) 参考:石井直方『ストレッチ・メソッド』P.98-99


これは背中の広背筋を伸ばして肩の歪みを調整するのに有効なストレッチ。
いわゆる“肩甲骨はがし”というもので、
前傾したまま固定している肩甲骨を正しい位置に修正する効果がある。

おそらくほとんどの人の肩は歪んでいるはずなので、
腕をまっすぐ前に伸ばすよりも右または左斜め前に伸ばすとか、
左右の肩を上下に傾けてみたりなどの工夫をしてみて欲しい。

また肩甲骨の前傾に一役買っている筋肉には三角筋もある。
お次は肩の三角筋からアプローチする“肩甲骨はがし”のストレッチ。

〜『腰割り』からの肩の調整型4〜

1.肩の高さに上げた腕を片手で引っ張るようにしながらキープ。

2.腕につられて肩がまわらないように背筋(せすじ)を伸ばそう。

3.歌舞伎役者のように首を回して不動軸や仁王軸のズレを調整するのがコツ。

図:布施仁悟(著作権フリー) 参考:石井直方『ストレッチ・メソッド』P.102-103


広背筋は背中から脇にかけて存在する筋肉で、肩先にあるのが三角筋。
これらの筋肉を伸ばしながら肩の歪みを調整して、
不動軸や仁王軸を通って腰へ抜けてゆく気の感覚を掴むといい。

それでは肥田式準拠の伸脚と蹲踞を紹介していこう。
伸脚の型は二つあるから紛らわしいので注意してもらいたい。

〜伸脚儀燭僚猗運動〜

1.両足のつま先と踵で直角をつくり、両手を右膝の上にのせる。

2.右膝を伸ばし、上体を前にかがめ、重さを右脚の中央に落とした状態でキープ!

3.うお〜っ!右足の付け根の不動軸のズレが修正されてきちゃうではないかっ!

4.気の済むまでキープして特に右脚の大腿二頭筋(ハムストリング)に効かそう。

図:布施仁悟(著作権フリー) 参考:高木一行『鉄人を創る肥田式強健術』−P.158-160『大腿二頭筋修練法』


これは肥田式強健術では大腿二頭筋(ハムストリング)の修練法とされている型。
だから巧くすると腿(もも)の裏側の仁王軸に気が流れてくれるだろう。

この型を決めて右脚の付け根の不動軸のズレを修正すると、
それと対になっている裏側の仁王軸に気がスコンと抜けてゆく感覚になる。
つまりメインのボケナイポイントは不動軸の右脚の付け根の部分にあるとしても、
重要なのは不動・仁王四軸のバランスを調えることにあるというわけだ。

また、この型の足の角度は、無論、直角。

〜伸脚儀燭砲ける両足の角度〜

やはり直角。

図:布施仁悟(著作権フリー)


そして、ひとつめの伸脚型はこの両足の角度を保ったまま伸脚する。

〜肥田式準拠の伸脚儀拭

1.左膝を折って腰を下ろし、左足の踵を上げて尻につける。

2.伸ばした右脚と左股で直角をつくってキープ。

3.伸ばした右脚側の不動・仁王軸を真っ直ぐ調えるように腰を反るといい。

4.うまくいくと右脚の大腿二頭筋(ハムストリング)に効く。

図:布施仁悟(著作権フリー) 参考:高木一行『鉄人を創る肥田式強健術』−P.158-160『大腿二頭筋修練法』


この伸脚儀燭陵彭世蝋盤を立てて上体をまっすぐに保つことなのだけれど、
不動軸の脚の付け根の部分にズレを生じていると都合が悪いため、
先の準備運動であらかじめ調整してから伸脚すると具合がいい。

次の伸脚況燭發泙榛埜紊零踞のための準備運動の意味がある。
まずは、ここで一度『腰割り』の姿勢に戻って…

〜四股(シコ)の基本『腰割り』〜

1.つま先を外側に向けて両足を肩幅よりひらく。

2.太ももが床と水平になるまで腰を落とす。

図:布施仁悟(著作権フリー) 元・一ノ矢『日本伝統のコアトレがすごい! シコふんじゃおう』P.16-17


左脚を一歩開いて伸脚況拭

〜肥田式準拠の伸脚況拭

1.腰割りの姿勢から左足を一歩開く。

2.股関節を開いたまま右膝を曲げ、左脚を伸ばす。

3.左足の踵やつま先は浮かさず床につける。

4.上体をまっすぐ立てるように股関節をグイグイ開く。

図:布施仁悟(著作権フリー) 参考:高木一行『鉄人を創る肥田式強健術』−P.160-161『大腿四頭筋修練法』


この股関節を開いた状態をキープしながら左脚を一気に引きつけて蹲踞。

〜肥田式準拠の蹲踞〜

1.伸脚況燭ら左脚を一気に引きつける。

2.両足の親指の付け根(拇指球)に重心を乗せてキープ!

3.両脚を一直線にするかのごとく股関節をグイグイ開こう。

4.大腿四頭筋(腿の表側の筋肉)に効いてきたらGood!

図:布施仁悟(著作権フリー) 参考:高木一行『鉄人を創る肥田式強健術』−P.160-161『大腿四頭筋修練法』


蹲踞は不動・仁王の四軸のバランスを調えるのに最適な腰割り。

このとき骨盤を立てられないと両膝の間隔が狭くなって上体が前傾してしまう。
それは不動・仁王軸を流れる気が骨盤を抜けて脚部に流れていないためで、
そうすると骨盤が寝たままになるから股関節を開けないのである。
よって蹲踞の姿勢を維持できるなら体軸が相当調ってきていると思っていい。

また蹲踞に安定感が出てくる頃には菩薩軸の存在に気づきはじめるに違いない。
菩薩軸がしっかりしていると蹲踞の姿勢のときに大腿四頭筋が緊張するはずだ。
ここからはその菩薩軸にアプローチする簡易望景内を紹介することにしよう。

ただし、まずはひと息。景気づけのシコ!

〜日本の国民体操・シコ!〜

1.『腰割り』の姿勢から反動をつけずに腹筋をつかって片脚をあげてゆく。

2.地面についている軸脚の不動軸に気が流れるように骨盤を調整して軸脚にのる。

3.軸脚にのった状態でキープ!

4.おっと不動・仁王の四本軸のバランスがとれてきちゃうね〜。シコってすっげー!

5.気の済むまでキープして、あげた脚のつま先まで気が流れる感覚を掴もう。

図:布施仁悟(著作権フリー) 参考:元・一ノ矢『日本伝統のコアトレがすごい! シコふんじゃおう』P.28-29


菩薩軸は身体の歪みのために肉体の奥深くにめり込んでしまっている。
したがって身体の歪みをある程度解消しないかぎりアプローチできない。

結局、すべての望景内は菩薩軸にアプローチするためのもので、
菩薩軸に比べれば不動・仁王軸は方便みたいなものなのだ。

たとえば菩薩軸を調えるにつれていわゆる“任脈”が姿を現してくるため、
“骨盤を立てる”とか“鳩尾のゆるみ”の真意を体感できるようになる。
そうなればヨーガのアーサナや武道の型の意味も身体でわかってくるだろう。
菩薩軸さえ何とかできれば後はどうでもいいと言ってもよいくらいである。

この菩薩軸の気道に気を通すことは一般に体幹とか
深部筋のエクササイズと呼ばれているものに等しいと思う。

というわけで『体幹を調える簡易望景内』を解説していこう。

(2012.6)

矢印マーク 『鉄人を創る肥田式強健術』

簡易強健術は臍下丹田を正しく開発した人向けの体操。
臍下丹田を開発できるとこれだけで十分だそうである。
やっぱりホンモノはいつの時代にもいたんだね。

矢印マーク 『ストレッチ・メソッド』

筋肉博士・石井直方先生の本。
首のストレッチをこの本で知った。
肩甲骨をはがすのに首のストレッチは
極めて大切なのであります。

体軸の支線
図・布施仁悟(著作権フリー)
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