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【坐禅作法50】基本の首まわりの望景内

ちょっとはマシな坐禅作法 基本の首まわりの望景内〜結跏趺坐へのストレッチ 3〜

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〜結跏趺坐へのストレッチ 3〜


基本望景内1

望景内はあくまでも坐禅修行の一貫であることを理解できたところで、
いよいよその解説を始めることにしよう。

まず解説するのは望景内の全てのストレッチに共通する基本中の基本。
首まわりの不随意筋をダイレクトに刺激する望景内。

基本望景内1
〜頭板状筋・僧帽筋のbokenai〜


1.片腕のひじを軽く曲げて背中側へ回し肩を固定する。

2.空いている手を頭に置き、斜め前へ押し下げる。

3.仁王軸周辺の不随意筋に気が流れるにまかせてキ〜プ!

4.首の付け根にじんわり効いてきちゃったねえ〜。

5.押し下げた頭につられて刺激している方の肩が上がらないように注意しよう。

図:布施仁悟(著作権フリー) 参考:石井直方『ストレッチ・メソッド』P.104


すべての望景内のストレッチは不動・菩薩・仁王軸に気を流すためのものである。

この体軸の支線は忘れていることだろうから図を見て思い出しておこう。

体軸の支線
図・布施仁悟(著作権フリー)


気を流すためにはポーズを決めてからじ〜〜〜っと待つことが大切。

この“じ〜〜〜っと”は“じっと”くらいではまだまだ足りない。
じ〜〜〜っと待っていると刺激している部位に気が流れてくるから、
その感覚を覚えるまでポーズをキープするのである。

だから筋肉を伸ばしているストレッチなのだけれど実質的には違う。
“stretchする”のではなく気道に気を流す“bokenaiする”のだ。
両者は相似て霄壤(しょうじょう)の差がある。

第三の結節解放直後ではわかりずらいものだけれど、
望景内を続けてゆくと軸と肉体のズレを感じられるようになるだろう。

軸ずれ

軸にハマるべきパーツが肉体のほうにある。
ところが肉体のパーツは軸からズレている。
それを修正してハメなおすのが望景内。

図:布施仁悟(著作権フリー)


空洞構造の不動軸・菩薩軸・仁王軸は肉体を天地に貫いている。
それは頭頂から足裏までまっすぐに走っているものだ。

そこにハマるべきパーツが肉体の方にあるのだけれど、
このパーツというのが望景内で主に刺激する気道のことである。

凡人の気道はその姿形を認められないくらい不随意筋で歪んでいるから、
分断、湾曲、消失などして軸の軌道をはずれ“軸ズレ”しているのである。
とくに首、肩関節、骨盤、股関節、膝関節、足首でひどい症状を示す。

そこに気を流すというか、その部位の不随意筋を解消してゆくことで、
気道を太くしっかりしたものにしてゆくと肉体は軸にぴったりハマる。

すなわち“bokenaiする”とは“軸ズレ”を解消することに他ならないのだ。

また望景内の手順は体軸のバランスをとるように組み立てる。それが基本。
身体背面の仁王軸を修正したら今度は身体前面の不動軸・菩薩軸を修正しよう。

矢印マーク 『ストレッチ・メソッド』

筋肉博士・石井直方先生の本。
首のストレッチをこの本で知った。
肩甲骨をはがすのに首のストレッチは
極めて大切なのであります。

赤雲水

基本望景内2

黒雲水
基本望景内2
〜胸鎖乳突筋のbokenai〜

1.あごを上にあげて首の前面を伸ばす。

2.大胸筋に手を当てて下に引っ張る。

3.不動軸・菩薩軸周辺の不随意筋に気が流れるにまかせてキ〜プ!

4.首につられて体ごと後ろに倒れないように注意しよう。

図:布施仁悟(著作権フリー) 参考:石井直方『ストレッチ・メソッド』P.33


不動軸・菩薩軸は身体前面に各二本ずつ走っているので四ヶ所をボケナイする。
それからおもむろにボケナイするといい部位があと二ヶ所ある。

ボケナイする場所は計六ヶ所

不動軸外側の二ヶ所もボケナイしよう!

図:布施仁悟(著作権フリー)


この望景内は不動軸の外側の二ヶ所もボケナイしてやっと完成なのである。

これは身体の脇を走る経絡・少陽胆経に由来するものだ。

〜身体前面の気道〜

前面の主な気道は、
経穴・缺盆を経由する。

身体が歪んでると
缺盆は詰ってしまう。

歪みをとるにゃ、
バランスが大切。

図・布施仁悟(著作権フリー)


不動軸と少陽胆経は共に経穴・缺盆を経由しているため、
少陽胆経にも気を流さないと不動軸は安定しないのである。

この経穴・缺盆は頭部と身体を結ぶ気道の重要な中継点。
ここが詰まると頭の中心点から流れてくる気が頭部に滞ることになる。
そういう意味ではこの望景内は偏差による頭痛解消の切り札でもあるんだな。

また体軸の調う過程では首から肩、首から腰へと筋肉がゆるみ気道は開けてゆく。
これは生後1年未満にある赤ちゃんの神経の発達過程と実は同じなのである。
赤ちゃんは、まず首がすわって、おすわりをできるようになり、
這(は)い這いしながら、つかまり立ちを覚えて、ようやく歩き始める。
ボクたちは頭から足に向かって神経と筋肉を形成したのだ。覚えてないけど。

というわけで少陽胆経は一番最後に開拓される経絡なので特に固い。
そのため最初から念入りにボケナイしておかないといけないのである。

以上が首まわりの基本望景内とその方法論。

さらに首、肩関節、骨盤、股関節、膝関節を走る三種の軸に沿って、
気道のパーツを如何に修正するかで様々なバリエーションが生まれてくる。
それを考えながら独自の望景内を組み立ててゆくのも望景内の楽しみの一つだ。

よい禅者のみんなも色々と考えて楽しんでみるといい。
だからボクの考えたバリエーションを紹介するのは次回からとしよう。

(2012.3・改訂2014.8)

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