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【坐禅作法41】坐禅の黄金時間

ちょっとはマシな坐禅作法 坐禅の黄金時間〜ちょっとはマシな坐禅作法 2〜

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〜ちょっとはマシな坐禅作法 2〜


坐禅一年後の大疑団

これはちょっとはマシな坐禅作法の真骨頂。

だからと言って、もったいぶっているわけではないけれど、
まずは老人の繰言めいたことを聞いてもらおうか。
「坐禅には黄金時間がある」という事実の武勇伝的発見談である。

「そうさなあ、あの発見は、ワシが三十三歳の頃じゃった…。
忘れもせんわい。坐禅を始めてから一年後の大疑団に端を発するもんじゃ」

その疑問はオツムの調子がイカれすぎて逝ってしまっている人でなければ、
定めし、誰でも感じているものだろう。それは、こういうものだった。

長年の坐禅修行にもかかわらず、ちっとも進歩しない人がいるのはどうしてか?
それは、ただ坐っているだけでは精神は変わらないものであることを証明しているのではないか。


道元禅師は「身心脱落を得よ」とおっしゃったそうだけれど、
それはどうやら、坐っているだけで達成できるものではなさそうだ。
とにかく坐ること以外に何か大切なことがあるはずだというわけである。

そしてM・マクドナルド・ベインの『解脱の真理』を読んだとき、
その疑問は一気に氷解した。「そうか、禅の本質は心随観にあるのか」と。
そこで湧きあがったのが、こういうものだ。

禅の本質は心随観にあるというなら何で坐らなきゃいけないのか?


『解脱の真理』に書かれていたのは自我徹見の重要性。
自我の動きを徹底的に観察すると、そのうち自我は自ら動くのを止める。
そのとき“身心脱落”は期せずとも自然にやってくるというものだった。

ところが自我を観察するだけなら、ただ思索三昧であればよいはずで、
何も坐禅を手段としなくてもいい。なのになぜ祖師方は坐禅を手段としてきたのか?
そこでボクはこう考えた。

坐禅とは禅の本質・心随観を補助するためのものである。
そういう観点から坐禅作法を捉えなおしてみれば、きっとその真意を明らかにできるに違いない。


そこで、まず葬式仏教の僧侶の説く坐禅作法を片っ端から疑ってかかることにした。
何年坐っても進歩しない人の言うことは聞かないほうがマシだというわけである。
どうやら、それが正解だったようなのだ。

矢印マーク 『解脱の真理 改訂版―ヒマラヤ大師の教え』


つまり心随観の入門書がコレなのである。
霞ヶ関書房の本はAmazonで絶版扱いになっていても
大型書店で注文すれば取り寄せてもらえるはず。
いざとなれば出版社に直接注文するといい。
送料はかかるけどマーケットプレイスでカモられるより、
ずっといい。
参考までに…定価:5250円TEL:03(3951)3407

矢印マーク 『キリストのヨーガ―解脱の真理 完結編』

解脱の真理の続編。前作の内容をさらに掘り下げている。
心随観のより実践的な内容でありがたい一冊。
続編なのに出版社が違うのはどういわけだ?
参考までに…定価:3360円TEL:03(3439)0705

赤雲水

発見の経緯

黒雲水

はじめに妙な点に気づいたのは坐禅の時間のことだった。

僧堂では線香の燃え尽きるまでをイッシュと言って40〜45分で坐禅を終える。
しかし、これはどうやら違うようだと思い始めたのは、この一文を読んだとき。

丘長春という仙人は、弟子に、1日何時間座ればよいでしょうかと聞かれたとき、 最低、3時間は座っていないと仙道はできないと答えたという。
もちろん、昔は暇があったからそんなに長いこと座っていられたのである。 今はいろいろと忙しいからそうぜいたくもいっていられない。 それでも、1時間〜1時間半は座る必要がある。 これは著者が指導した経験からいっているのだ。 1日1時間以下しか座らない人で、小周天が完成した人はほとんどいなかった。

(高藤聡一郎『秘法!超能力仙道入門』P.169「修行の順序と注意」)


小周天とは身体背面を走る督脈と身体前面を走る任脈を円滑に気が流れる状態。 この小周天を達成できれば、坐禅における結跏趺坐も完成となる。
つまり1日1時間以下しか坐らない人は結跏趺坐なんかできないというわけだ。

そのうち同様のことを書いてあるヨーガの文献の存在も知る。

いつもはムーラダラ・チャクラに休ろうているこの蛇を、右鼻でイキを吸った後、 パリダーナの方法で捕えて、朝夕に一時間半の間歩きまわらせるべし。
(ハタ・ヨーガ・プラディーピカー3・110〜111)

(成瀬雅春『ハタ・ヨーガ完全版』P.229「第5章宇宙根源力上昇の行法」)

一時間半ばかりのあいだ恐れることなく、かのシャクティを歩かせるならば、 彼女はスシュムナー気道のなかにのぼって、少しばかり引き上げられる。 かくして、クンダリニーはスシュムナー気道の門を断固として押し開く。 そうすると、かのプラーナは自然にスシュムナー気道のなかを流れるようになる。
(ハタ・ヨーガ・プラディーピカー3・114〜117)

(成瀬雅春『ハタ・ヨーガ完全版』P.230「第5章宇宙根源力上昇の行法」)


こちらは「朝晩90分の間はしっかり坐れ」と言っているのである。

この理由をボクなりに考えていたときにテレビ番組で、ある実験映像を見た。

それはリンパ管の中を流れる老廃物を映したもので、リンパ液というものは、
ゆったりとした流れゆえに全身を巡るのに一時間位はかかるそうなのだ。
ちなみにリンパ液は身体の老廃物を運び除去する役割を担うと考えられている。

さらにホルモンの分泌にも、運動開始より何分後からこの物質が出て、
その何分後からはあの物質というサイクルがあり、やはり時間がかかる。

つまり坐禅においても、身体の調整のためにはそれなりの時分を要するはずで、
祖師方は効果的な時間が90分であると経験的に気づいていたのかもしれない。
そういえば睡眠時の夢見と深い眠りのサイクルも90分と聞いたことがある。

そこでボクはこういう結論に至った。

坐禅には肉体面の安定をもたらすことで精神面の成長の土台を調える狙いがある。
40〜45分の坐禅では肉体の調整という点で不十分なのではないか?

矢印マーク 『秘法超能力仙道入門』

この本の記述は古い文献や自身の実体験に基づいている。
何かと参考になるので手元に置いておくといいかもしれない。

矢印マーク 『ハタ・ヨーガ完全版』


なかにはビックリポーズもあるけれど、
あまり先走りせずに、当初はぐっと我慢して、
入門編をひたすら繰り返すのが王道だと思う。
今できる範囲でゆっくりやっているうちに、
知らずレベルも上がって次の課題もみえてくる。
そのときアーサナの本はこれ一冊で十分だとわかる。
なにげなく書かれているコツも実践的でいい。

実証の経緯

ボクは理屈っぽい性質だけれど理論的に理解したら後はあっさりしたものである。

さっそく実験せずにはいられなかった。ボクの立てた仮説はこうである。

葬式仏教の僧侶の常識である40〜45分を越えたところに何かあるに違いない。


そしてそれまで45分で切り上げていた坐禅を90分に伸ばすこと一週間。

坐禅60分過ぎに脳波の切り換わる感じをようやく掴むことになる。
ある素質のある禅者はピッタリの表現をブログのコメント欄に残してくれた。
「一時間経つ頃には意識も優しくマイルドになったよう」
まさしくそういう感じである。

これは第二の結節を解いて気感の備わるようになった以前の話で、
気がわかるようになってからは、脳波の切り換わりという曖昧なものではなく、
気の流れが滑らかになる体感をしっかと得るようになった。

それから四年経過した今ではもう少し微妙な気の流れの変化も知っている。
まず35分過ぎにくる第一波で気の流れはいくぶん滑らかになる。
第二波は60分過ぎ。気の流れはさらに滑らかになり不随意筋の緊張も解ける。
ボクが黄金時間と呼んでいるのはこのあたりからの10分間。

実のところボクの坐禅は60分ちょっと過ぎに切り上げることが多い。
それでも三つの結節をしっかり解くことのできた理由は、
この10分間を大切にしてきたからだと信じている。

雑念の嵐に負けて60分を無為に過ごしてしまったとしても、そこから90分まで
粘って、不随意筋の緊張の解ける瞬間を必ず味わうようにしてきたのだ。

だからボクは確信を持ってこう主張する次第である。

禅者たるもの、すべからく、六十分以上納得ゆくまで坐禅すべし!


次にボクが疑いの目を向けたのは呼吸法の嘘であった。

ただし、これは次回、語ることにしよう。布施仁悟老人の繰言は長いんじゃ。

(2011.11・改訂2014.8)

青雲水
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