トップ写真 ゆんフリー写真素材集
Contents menu
Google Search
Google
Web サイト内
関連記事リスト

【坐禅作法5】君は肉体の束縛に気づいているか?

ちょっとはマシな坐禅作法 君は肉体の束縛に気づいているか?〜禅の常識、医学の非常識〜

Presented by

禅の常識、医学の非常識


ところで肉体の束縛というものに気づいているだろうか

また、やってしまった。

ストレッチをしていた際に脇腹の筋肉を傷めた。
先日やったばかりなのにボクという人間はホントに懲りないヤツだ。
この間やったのは太腿だった。
俗に筋膜損傷というやつで「ブチブチ」と鈍い音をたてて切れる。

これがまた痛いんだ。

もう痛くて寝るのもままならない。おかげで毎晩、湿布漬け。
たぶんあと二週間くらいストレッチはやらないほうがいい。
やっぱり湿布は臭ってるやつでないと効きが弱いね…。

慣れてる自分がイヤになる。

諸兄諸姉、寒い時期は筋肉が硬くなっているので気をつけるべし。

カラダの拘束(肉体の束縛)

ボクの体感によると肉体の束縛はこんな具合。
人それぞれ少しずつ違うみたいだけれど、 例外なくどこかに拘束があるから畏れ入谷の鬼子母神。

図:布施仁悟(著作権フリー) 参考:高岡英夫『からだにはココロがある』P.233


ところで肉体の束縛というものに気づいているだろうか。
それは脊髄にあるとされる“結節”を解くと体感できるのだけれど、どうだろう?
この“結節”の話はボクの知る限りではヨーガの文献にしか出てこない。

そのヨーガの説では肉体の結節は合わせて3つあるとされていて、
もちろん坐禅においても、この結節は非常に重要な概念なのである。
たとえば巷(ちまた)の禅書に寝ボケた記述のあふれる理由も、
脊髄の結節を解いた経験のない未熟者が書いているからなのである。

まず1つめの結節を解くことで坐禅修行の入口に立つことになり、
2つめの結節の解放により脊髄の中に“気”が流入してくる。
さらに3つめの結節を解く頃になって全身の気道が開いてゆく。

ここでとりわけ肝心なのは結節の解放に伴う心の成長にある。
原則として、1つめの結節は菩提心を興(おこ)さなければ解けないし、
己れの愚かさの原因に気づこうとしないうちは2つめの結節は解けない。
3つめの結節を解きたければ心を観察する習慣を身につける必要がある。
だから禅者と凡夫の差は脊髄の結節を解いたか否かにあると言ってもいい。

すなわち脊髄の結節は坐禅においても当たり前の常識であるべきなのである。

そして上図のようなカラダの拘束(肉体の束縛)に気づけるようになるのは、
3つめの結節を解く頃の話である。

この結節を解く前には気功において自発動功と呼ばれる現象が起こる。
気の流れを阻害している筋肉のコリを解放するために勝手に身体が動くのだ。
この自発動功は数ヶ月続くけれど、いずれ収まる。
その頃から次第に体軸は顕(あらわ)になり始め、同時に筋肉の緊張にも気づく。

それが上図のカラダの拘束(肉体の束縛)なのだ。
はっきり言ってとても痛いから誰だってストレッチをしたくなるに決まってる。
ボクの傷めた脇腹なんかも、ごらん、ほら真っ黒だ。

赤雲水

偏差と髄液漏れの共通点

黒雲水

この3つめの結節を解いてから気づいたことがボクにはある。
偏差の原因は脊髄の結節を解くことで生じる“髄液漏れ”ではないかということだ。

偏差というのは体内の気のバランスを崩すことで起こると言われている現象。
たとえば気が頭に上がったまま降りなくなったり、
身体の中を暴走して制御できなくなる“走火”。

それから原因不明の恐怖感や不安感を覚えたり、
幻覚や幻聴により精神錯乱を起こす“入魔”があるという。

ここで考察しているのは“走火”の起こる原因についてである。

一方、髄液漏れは交通事故などで起きる鞭打ち損傷の原因とされているけれど、
結節を解いて後に起きた首や肩や腰のコリがひどくなるという症状は、
鞭打ち損傷の症状とまったく同じなのである。

確かに結節の解けるときは脊髄の先端から頭頂にかけて圧力がかかり
ひどく痛むから、“髄液漏れ”を起こしていても不思議ではないのだ。

ただ、痛みのある筋肉のコリをストレッチでほぐすにあたって、
筋肉のほぐれ具合を感覚的に認識できる便利な身体になってくる。
というのは伸ばしている筋肉の部位に頭部から気が流れ入ってきて、
筋肉のほぐれと同時に痛みのとれる感覚を得られるようになるからである。

どうやら漏れた髄液は筋肉の弛緩剤として機能しているようなのだ。
そう考えると“気道”とは、肉体的には髄液の流れる経路で、
その流れを調整しているのが他ならぬ筋肉の収縮運動のように思えてきた。

この仮説は医学的には非常識な話なのだろうけれどボクは大真面目である。
そもそも髄液が何をしているのか医学では全く解っていないのだから。

医学の研究者は凡人という死に体の解剖ばかりに目を向けないで、
完全な健康を体現している禅者の心と体を研究対象にするべきだ。

なぜなら現在の医学は“不完全な健康”をもって、
“健康”の指標としているのであるから、
その常識のいい加減なのは当前の帰結だからである。

とはいえボクを解剖してホルマリン漬けにしようとするのは勘弁願いたい。

矢印マーク 『からだにはココロがある』

脊髄にある3つめの結節を解いた後、
人間にはどんな可能性が拓けるのか?
体験に基づく詳細な記述のある貴重な本である。
世の中の禅僧はこういうことを公開しなければならない。
それが禅者の値打ちというものである。
そういう意味で著者の高岡英夫さんは
21世紀の禅者と呼ぶにふさわしい人なのだ。


それはともかく、ボクの脇腹である。
脇腹というのは意外に重要で、その筋肉をゆるめて気を通すと
骨盤が左右からググッと立ってくるのだ。

骨盤が立てば身体背面の気道が開いて姿勢が真っ直ぐになる。
そうならないと臍下丹田に気を降ろすこともできないから、
「何はともあれ脇腹なのさ」
ということで伸ばしていたら、このザマというわけなのだ。

人生というものは何時も何がしかの問題を抱えているような気がする。
今回だって前回の太腿が治ってヤレヤレと思ってから矢継ぎばやの脇腹損傷だった。

たしかに坐禅修行のおかげで、そんなやっかいな問題も
どうでもいいと思える瞬間が増えてきている手ざわりがないわけではない。

でもね、痛いものは、やっぱり痛いんだよ。

(2010.12・改訂2014.8)

肴はとくにこだわらず厳選情報

HPランキング参加中!

凡人たちにも本物のスピリチュアルを!

ワンクリック運動に参加しませんか?

ブッダの瞑想法―ヴィパッサナー瞑想の理論と実践

坐禅入門の決定版!

心の欠陥を克服する唯一最善の方法は坐禅・瞑想を実践することです。そして、この本以上の坐禅・瞑想の入門書を私は知りません。

聖書―旧約・新約

伝道の情熱を読みとれる貴重な一冊

イタリア人神父が丁寧に日本語訳した聖書。聖書は坐禅修行にも必ず役立つ。かりそめにも軽んじてはならない。

ブッダの真理のことば・感興のことば

こなれた現代語で読める法句経

私の仏教に対する誤解は この本で初めて解けました。

白隠禅師―健康法と逸話

坐禅と気の関係を明かした本

内観の秘法と軟酥の法は坐禅の基本。白隠禅師の『夜船閑話』と『遠羅天釜』で ちょっとはマシな坐禅をしよう。

5つのチベット体操-若さの泉・決定版

これはエクササイズの革命だ!

たった5つの体操を毎日続けるだけで体調は良くなるわ、痩せるわで驚きの効果が・・・!?食事に関するアドバイスも実に簡潔で的を得たもの。これはエクササイズの革命だ!

決定版 真向法

チベット体操と併せてどうぞ。

たった4つの体操を毎日続けるだけで怪我を予防するための柔軟な筋肉を作れます。チベット体操と併せてどうぞ。

魂をゆさぶる禅の名言

何にもならない坐禅はやめよう!

坐禅は単なる心の慰めではありません。坐禅を人生に役立てるための智慧がここにあります。救いのある仏教の入門書。