【坐禅作法1】ちょっとはマシな坐禅作法への誘い
ちょっとはマシな坐禅作法 ちょっとはマシな坐禅作法への誘い
もう何にもならない坐禅はやめよう!
ちょっとはマシな坐禅作法とは何か?
ちょっとはマシな坐禅作法には作法と呼べるようなものは何もない。
いきなりのパラドックス。ぶしつけな物言い。
冒頭から当惑するかもしれないけれど、
禅書というものは そもそもそういう類のものではないだろうか?
「無心になる」「悟りとは何か?」
巷間(こうかん)によくある禅書をひも解けば寝言と見紛うほどの記述ばかり。
そのくせ坐禅をしながら居眠りをするのは根性が足りないと言うのは、
あまりにもぶしつけでありパラドックス以外の何ものでもないだろう。
そんな坐禅の世界の矛盾に嫌気をさした賢い禅者に贈るのが
このちょっとはマシな坐禅作法なのである。
聖書―旧約・新約
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イタリア人神父が丁寧に日本語訳した聖書。
伝道の情熱を読みとれる貴重な一冊。
聖書は坐禅修行にも必ず役立つ。
かりそめにも軽んじてはならない。
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ちょっとはマシな坐禅と気
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なぜ巷(ちまた)の禅書は寝言ばかりなのか?
それを明らかにしてゆく過程こそ禅の本質を浮かびあがらせることになる。
このアプローチは、たぶん、正しい。なぜならそれは、
仏教の釈迦に限らず、キリスト教のイエスも使った手法と同じだからである。
聖書を読めば戒律や祭祀の本質を忘れ果てたパリサイ人を批判することで、
イエスは信仰の本質を説いていたとわかる。
同じく釈迦はバラモンを糾弾することで涅槃への道を示した。
したがって、まず確かなことは
ちょっとはマシな坐禅作法のアプローチは正しいということである。
また、ちょっとはマシな坐禅作法では“気”を重視する。
だから坐禅作法と銘打ってはいても、
気感を得て育てるための手法の解説に終始することになるだろう。
ところが気と言えば、どことなく胡散臭く、少なからず怪しいだけでなく、
文字通り気が狂ったなんて思われがちである。
そこで多くの禅書では気の話を避けて書いてあるわけだけれど、
気の話を避けて坐禅を説こうというのは、水に浮かべもしない者が
訳知りらしくバタフライ泳法を説いているようなものである、とボクはおもう。
気感を得られた禅者は気感を高めてゆく過程で心の着実な変化に気づく。
一方で努力して心を変化させない限り、気感も高められないことを知る。
気と心の強固な相関関係ゆえに禅者は成長を客観的に判断できるのである。
したがって気は、坐禅深化のバロメーターとも言えるのだ。
しかし、坐禅は気感を得て育てるための手法でもあることの証明は、
禅者が自らの心と身体で実験し実証するしかなく、したがって、
研究室の試験管に水素を抽出するような容易な性格のものではない。
誰かを批判すること、特に坐禅に親しむ同朋を非難することは
ボクの好むところではない。
けれど真実に忠実でありたいがために、あるいは実証の手助けための方便として、
いまだ悟りをひらけないにもかかわらず、あえて愚を犯そうとおもう次第である。
『白隠禅師―健康法と逸話』
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坐禅と気の関係を明かした本。
内観の秘法と軟酥の法は坐禅の基本。
白隠禅師の『夜船閑話』と『遠羅天釜』で
ちょっとはマシな坐禅をしよう。
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何にもならない坐禅なんて…
そこで早速、巷の禅書に寝言のあふれる理由を簡単に分析してみよう。
気のわからない者は心の中にあるガラクタの捨て方を心得ていない者である。
そういう未熟者は どんなに経典を読み込んでもことごとく誤読してしまう。
その誤読のある限り、どんな教えも単なる心の慰めに成り下がるのである。
したがって、心の中にあるガラクタを捨てられない禅者の書く書物は、
誰の心も救うことはできないという意味で寝言と言わざるをえないのである。
ただし、ちょっとはマシな坐禅作法は
私の体験に基づくものであるから客観的な裏づけはなにもない。
もしかしたらボクの感じているこの気ですら妄想かもしれないのである。
それに、もとよりボクに師匠はいない。
だから巷の禅書を寝言と言っても誰にも叱られないわけで、
なんとなればボクは天下無双の孤独な嘘つきなのかも知れない。
ということなので、この一連の記事は
気感を得られるようになるまでは効能を認めることのできない
健康食品のようにきな臭いものであると考えるのは賢明だとおもう。
けれど巷の禅書には、よくこんなことが書かれているのも事実だ。
どうやら、きな臭さのない代わりに効能もないようである。
それでは、正しい気感の育て方とも言うべき
ちょっとはマシな坐禅作法をぼちぼち公開してゆくとしようか。
(2010.4)
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