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【BBS:Q&A 68】25歳の葛藤

仁悟の坐禅相談室『坐禅の智慧で答えます。』 25歳の葛藤

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2015年7月:コクトー様・秀爺様より


コクトー様の投稿

はじめまして。いつも拝見させてもらってます。

いきなり質問で申し訳ないのですが、仁悟さんのこの方法論って、心の問題に関しては普遍的なものなんでしょうか? というのも、私の今の葛藤というか苦しみが、人生への虚無感なんですね。 例えば、

金持ちになった→だからどうした
いいパートナーが見つかった→だからどうした
出世した→だからどうした
欲しいもの、現象が手に入った→だからどうした

つまるところ、

「喜びはすぐに過ぎ去るし、嫌なことは尾を引く。 たとえ喜びを増やし、嫌なことを減らすことができたからといってそれがどうした。 本当に、俺の人生で、これでいい!と完璧に納得できる何かがあるのか?ないじゃないか。」

という思いが、常に私の中にあって、そろそろ、ごまかすのもしんどいのです。 はっきり言ってしまうと、私も、釈迦が求めた「何かしら善なるもの」が欲しいのです。(彼の場合はもっと切実だったのでしょうが。)

こういうのって、仁悟さんの言う劣等感とか強迫観念と関係はあるのでしょうか?

(ちなみに私は今年で25才の男です。)

(2015.7)

赤雲水

当山の返答

黒雲水

コクトーさん、はじめまして。

今年で25歳ということは、これから求道者として生きるための準備期間に入るのかな。 もしかするとそれは「人生への虚無感」ではないのかもしれませんよ。

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>「喜びはすぐに過ぎ去るし、嫌なことは尾を引く。 たとえ喜びを増やし、嫌なことを減らすことができたからといってそれがどうした。
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私の場合は、笑ってしまうんですけど、19歳で矢沢永吉の『成りあがり』を読んでから永ちゃんと同じロック・シンガーを目指しました。 「大学を卒業する22-23歳くらいまでに才能が目覚めなかったら、あきらめよう」ということでやってたんですけど、やっぱり才能は目覚めなかったんです。 それから人生の方向感覚を見失ってしまって、コクトーさんと同じように「それがどうした」と思うようになった時期もあります。

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>本当に、俺の人生で、これでいい!と完璧に納得できる何かがあるのか?ないじゃないか。
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それでも人生というのは続いていくわけですから、今度は35歳までに「自分の納得できるフィールドを見つける」ということを目標にしてやってきました。 で、35歳のときに本当に見つかったというわけです。

それは、25-26歳の頃に会社を辞めてから精神的に追いつめられ、30代になってからようやく己れの自我に向きあい、精神分裂の危機から生還した35歳のときに、あらかじめ計画されていたかのように扉が開いていたような感じです。

振り返ってみれば25歳の厄年がそのスタートでした。 後になってわかってきたんですけど、たいていの求道者の人たちは25歳あたりで環境が変わって精神的に追いつめられる運命を辿っています。 コクトーさんもそうなんじゃないかな。

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>こういうのって、仁悟さんの言う劣等感とか強迫観念と関係はあるのでしょうか?
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ですので、これから自分の劣等感や強迫観念とガップリ取り組む可能性は高いと思いますよ。

「喜びはすぐに過ぎ去るし、嫌なことは尾を引く」というなら、その両極を越えたところに本当の至福がある。 求道者として生きる過程そのものが両極を越えるための道になっているんです。


コクトー様の投稿

現在の私の環境はむしろ恵まれてるというか、基本、周りはいい人達だし、仕事もいい感じでやれてます。 もし求道者の星まわりに入るなら、これから環境が変わるのかもしれませんね。

ただ、私自身がどうもまだ煮え切らない感じで、本当は何に引っかかっているのか、何を求めているのか分からない状態です。 求道者足り得る程の切実さがあるのかと問われれば、「ない」と答えざるを得ません。

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>「喜びはすぐに過ぎ去るし、嫌なことは尾を引く」というなら、その両極を越えたところに本当の至福がある。天職を発見し遂行する過程そのものが両極を越えるための道になっているんです。
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喜びと苦しみの両極を超えるというのは興味深いですね。 今の私には想像もつきませんが、そのためには自分の中に確固たる軸が必要なのでしょうね。

桃雲水

当山の返答

青雲水

求道者として人生に挑むのか、それとも、凡人として一生を終えるのか…

25歳の厄年というのは、いわゆる分かれ道です。

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>現在の私の環境はむしろ恵まれてるというか、基本、周りはいい人達だし、仕事もいい感じでやれてます。
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25歳の私もそういう風に思うこともできる環境にいました。 最先端の技術を学ぶ機会に恵まれて、理想的なプログラミングの師匠も現れて個人教授をしてもらっていたんです。 おかげで他の人の十数年分の進歩をわずか2〜3年で実現できました。

でも「何か違う」という感覚を拭い去ることができなかったんですよね。 何ていうのかな…目指すべき精神的な成長過程と日常的な生活環境の足並みがそろっていない…どこかちぐはぐな感じ…と言いましょうか。

その原因が劣等感とか強迫観念にあるとは全然わからなくて、ただ「何か違う」と思うだけだったんですけど、私はその心の声に正直にしたがったんです。

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>もし求道者の星まわりに入るなら、これから環境が変わるのかもしれませんね。
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ですので、ただ環境が変わるのを待っていたのではなくて、実際に行動を起こしたんです。 25歳の厄年というのはそういう時期なのではないでしょうか。 つまり「行動を起こすべきとき」なんだと経験的には思えるですよね。

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>ただ、私自身がどうもまだ煮え切らない感じで、本当は何に引っかかっているのか、何を求めているのか分からない状態です。求道者足り得る程の切実さがあるのかと問われれば、「ない」と答えざるを得ません。
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これ、よくわかります。 25歳というのは まだそういう時期なんじゃないでしょうか。 何だかよくわからないけど「何か違う」としか思えない時期なんだと思います。 求道者足り得る程の切実さは「窮(きゅう)すれば変ずる」というやつで、この先、精神的に追い込まれたとき、心の底から湧き上がってくるはずです。

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>喜びと苦しみの両極を超えるというのは興味深いですね。
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「両極を超える」とか「二元対立を越える」と云われていることの意味や価値は、私も40-42歳の厄年に入ってからようやくわかってきたことなんですけど、そういう境地はたしかにあるし、それは至福の境地みたいです。 こういうことを知らされて興味を持つというのも、ある意味「運命からの招待状」なんだと思います。 そういう機会に恵まれた人はすでに準備が整っているということなんじゃないかな。

招待に応じるかどうかは本人次第ですし、つらい修行期間も待っていますから、私も無理には誘えません。 ただ経験者として言えることは、飛び込んでみる価値は十分にある、ということだけですね。


秀爺様の投稿

コクトーさん

お若いのに、心の問題に向き合われて大変ですな。

まだ、自分は求道者なんだ!選ばれてるんだ!何かを悟らなければ!と堅物になる必要はありません。

日本のユング心理学の第一人者の河合隼雄さんのお話しが面白いです。

河合さん曰く、現代人の若者の方がたいへんみたいです。

大義名分的な時代の空気を生きてきたのが、親より上の世代です。 戦後復興、高度経済成長、バブル、、、指針がありました。

この時代を経て、確かに日本は豊かになり、下手な海外のお土産より、コンビニの方が質が良かったりします。 そのコンビニやドラッグストアは大体、車で5分圏内にあります。 ド田舎を除いて、、、

そんな、物が溢れている世代の若者だからこそ、逆に心と向き合いやすいのだそうです。

下手したら、若くし、お釈迦様が向き合った心の問題と同じ状態になる人もいるでしょう。

なので、そういう若者が増えているはずです。コクトーさん、試練だとか、今はまだそこまで大事に考えないでください。

緑雲水

当山雑感

赤雲水

人生を真っ直ぐに生きていると、23-25歳の厄年ともなれば、この投稿者のような葛藤を抱え、人生から大きな決断を迫られてくる。

「求道者として人生の賭けに出るのか、それとも、凡人として一生を終えるのか」

そこで求道者の道を選択すると、それまでうまくやってきたはずの恋人や友人たちと少しずつ疎遠になり、己れの心と向き合う運命のプログラムが始動する。

この投稿者はそうした25歳の厄年における葛藤を告白してきているのだ。 こうした葛藤を抱いている25歳の人は案外多いらしい。 どちらの道を選ぶにしろ、それは本人の自由意志にまかせられている。 当山としては、できれば求道者として生きる道を選択してもらいたいものだとおもっている。


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