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【BBS:Q&A 61】読書百遍、意自ら通ず

仁悟の坐禅相談室『坐禅の智慧で答えます。』 読書百遍、意自ら通ず

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2015年3月:ヨギ様・秀爺様より


ヨギ様の投稿

布施さんは、やはり、インテリではないかな、と思いました。

シュタイナー 買いました。
天台止観の解説買ってみました。
そして、今度は、三祖。

ちょっと戸惑っています。 過度期を記録しておきたいとのことですが、そのほかにも、荘子やら、いろいろありました。 布施さんは、いろいろな本を読むのが、お好きなのかな、と思いました。

私、できればシンプルに。一冊ですませたいタイプなんです。 しかし、一冊は無理ですよね。

他の方も書かれていましたが、古典はなかなか難しいですよね。まして、禅の古書となると。

【当山解説】
 この投稿は三祖『信心銘』の翻訳を公開したときのものだった。
 経典の21世紀現代語訳は当山のライフワークなのだけれど、現代は学校の国語教育のせいで古典は難しいという先入観があるらしく、なかなか受け入れてもらえないらしい。 嗚呼…。

赤雲水

当山の返答

黒雲水

経典の巻物一式を贈られる夢をみたのは四十歳の八月だったでしょうか。 それまでは「もう新しいのは要らない」なんて思っていたんですけど、それからは、もう、いろいろ物色しましたね。 「しばらく迷走していた時期」と言ってもよいかもしれません。

で、昨年の十一月に三祖『信心銘』の解説を読んだとき「コレだ!」と思いまして。 それからは、読み込む経典を絞ることができるようになりました。 やっぱり互いに響きあう経典に出会うまでは色々読んでみるしかないと思います。

三祖の『信心銘』は凄いです。 めっちゃ効きます。 先日、秀爺さんとのやりとりの中でいくつかの疑団が生まれたんですけど、たぶん、『信心銘』を読み込んでなかったら無理だったと思います。 必須暗記経典じゃないかな。

学生時代に小さな出版社でアルバイトをしてまして、そこの社長さんにランチをご馳走になったとき、本について色々と話をしました。そのとき…

「若いうちは色々読んでおいたほうがいい。後になって、ああバルザックが言っていたのはこういうことか、とかワカる時が来るから」

と言われたんです。 これね、矢沢永吉の『成りあがり』を20回繰り返し読んで、他の本には見向きもしなかった私としてはカルチャーショックでした。 『フランクリン自伝』、デール・カーネギーの『道は開ける』『人を動かす』、それから、M・ウェーバーの『プロ倫』。 あの頃に読んだ本が、たしかに29歳からの私の原動力になってくれました。 いい話でしょ。

で、古典は…ですね、筋トレと一緒です。 谷崎潤一郎が『文章読本』でいいこと言ってます。

読書百遍、意自ら通ず

それで思い出しますのは、昔は寺子屋で漢文の読み方を教えることを、「素読を授ける」と云いました。
素読とは、講義をしないでただ音読することであります。
私の少年の頃にはまだ寺子屋式の塾があって、小学校へ通う傍らそこへ漢文を習いに行きましたが、先生は机の上に本を開き、棒を持って文字の上を指しながら、朗々と読んで聴かせます。
生徒はそれを熱心に聴いていて、先生が一段読み終わると、今度は自分が声を張り上げて読む。
満足に読めれば次へ進む。
そう云う風にして外史や論語を教わったのでありまして、意味の解釈は、尋ねれば答えてくれますが、普通は説明してくれません。
ですが、古典の文章は大体音調が快く出来ていますから、わけが分らないながらも文句が耳に残り、自然とそれが唇に上って来、少年が青年になり老年になるまでの間には、折に触れ機に臨んで繰り返し思い出されますので、そのうちには意味が分って来るようになります。
古の諺に、「読書百遍、意自ら通ず」と云うのはここのことであります。
講義を聴いて分ったのは意味だけが分ったのでありまして、言外の味までが酌み取れたのではありませんから、その場限りで忘れてしまうことが多いのであります。

(谷崎潤一郎『文章読本』P.38-39「一 文章とは何か」)


ここで、谷崎の云っている“言外の味”―これがバベル語です。 そのために必要なのが「読書百遍、意自ら通ず」であります。

また、私の訳した三祖『信心銘』で工夫したのは“音調”なんです。 たいていの経典の訳には、これが欠けてるんですよ。 漢文や古文の“音調”は日本人のDNAに組み込まれてますから、これを利用しない手はないと私は思うんです。

谷崎風に助言してみましょう。

「声に出して何度も読んでみてごらんなさい。そうすれば、かならずバベル語が聴こえてくるものであります」

矢印マーク 文章読本 (中公文庫)

ん〜、さすが谷崎潤一郎。名文だ。


秀爺様の投稿


一つの本ととことん付き合い、読み尽くす。
そうするとそこに力が宿るのです。
それは知識をこえ体に宿る。

マスターキーを馬鹿正直に何回も何回も読み続けた凡人がずっと凡人でいるだろうか?
小食にてっした観相家がただの観相家のままだろうか?

どっかで知った借り物の議論ではなく、本当に自得した見性、自分の本性、本質を点検したところのものは何か。 本当のものを出さないと、遠くの人の解説をしているようでわけわからなくなります。

桃雲水
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