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【第四話】綾小路きみまろと禅

閑雲野鶴 綾小路きみまろと禅

Presented by

人生そのものが公案なのだ。
公案(こうあん)…禅宗で悟りを開く手段として考える課題。


大器晩成芸人の芸風

矢印マーク 綾小路きみまろ師匠は、「中高年のアイドル」と呼ばれる
毒舌漫談で有名な漫談家である。

そして、大器晩成型の芸人としても有名で、
みずから「潜伏期間30年」とおっしゃる。
その芸の世に広く知られたのは50歳を越えてからのことなのだ。

寄席芸人の師匠は、通常、
「お客様を決していじってはいけない」と弟子に教えるそうだ。
それは、寄席を観に来るお客様は、笑いに来るわけだから、
気分を悪くして帰るような芸をしてはいけないという配慮なのである。

それを地でゆく寄席芸人と言えば、
矢印マーク 落語家・春風亭小柳枝師匠を私は思い浮かべる。
小柳枝師匠の落語は、いわゆる正統派の古典落語。
それはもう、感心するばかりで、一つも笑わずに帰ってきてしまうほどだ。

一方、きみまろ師匠の芸は毒舌漫談である。
「お客様をいじり倒す」のが芸風だ。
普通のセオリーからは外れているのだけれど、ウケている。
いや、むしろ、ウケまくっている。

先日観たテレビ番組で、きみまろ師匠は、
「毒舌は笑いの大きさが全然違う」
とおっしゃったが、全くその通りである。

赤雲水

あそこまで 客をいじって なぜウケる!?

黒雲水

数年前にきみまろ師匠の芸を初めて観た私は、

「あそこまで 客をいじって なぜウケる!?」

という疑問で頭が一杯になってしまった。

ただ、私が、あの風貌で、あの口上(こうじょう)を一言一句真似たとしても、
おそらくウケないだろうと容易に想像できたことは確かである。

たぶん、「あそこまで 客をいじって なぜウケる!?」という疑問は、
「きみまろ師匠にあって私にないものは何か?」という疑問でもあったのだろう。

その後、私は坐禅に出会い、
先日のテレビ番組を観てその疑問に一つの答えを見出した。

その「答え」とは、こういうことである。

きみまろ師匠の“潜伏期間30年”とは 心から毒を捨てるための30年だった。

番組では、「きみまろ自身が中高年になったことで毒舌漫談の下地ができた。」
と分析した。しかし、本質は違う。

きみまろ師匠は、
「口で毒舌を吐いても、心には毒がない。」
だから、きみまろ師匠の毒舌漫談はウケるのである。


人生そのものが公案

坐禅をすると度胸がつく。
心に毒がないと多少キツイことを言っても悪い印象を与えないからだ。

矢印マーク 『魂をゆさぶる禅の名言 』
坐禅は単なる心の慰めではありません。
坐禅を人生に役立てるための智慧がここにあります。
『魂をゆさぶる禅の名言』の著者・高田明和氏はこう記している。
私は比較的言いたいことを平気で言うような性質の持ち主です。
時に思わぬところで相手に悪い印象を与え、関係がこじれたこともありました。
しかし、この欠点を直そうとは思わず、
むしろ禅の勧める「心を変える」ことに専念すると、
同じような態度をとり、同じようなことを言っても
他人を傷つけないということに気がつきました。
坐禅は「心の中を探して捨てるもの見つける」ことから始まる。

きみまろ師匠は、“潜伏期間30年”のどこかで、
漫談公案「毒舌を吐いてもウケる漫談をぶってみろ!」
に取り組み、心の中を探して毒を捨ててきたに違いない。

結局、人生に突きつけられたこの公案こそ「禅」に通じていたのである。

きみまろ師匠は、番組の最後に、
「毒舌漫談には愛がなければいけない」とおっしゃった。
私の分析もあながち間違ってはいないようである。

そんなことを考えると、
人生そのものが公案なんだと痛感せずにはいられない。

ピンク雲水

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