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【第一話】八剣山と坐禅はじめ

閑雲野鶴 八剣山と坐禅はじめ

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09年05月07日の休日。


久しぶりの登山

登山ステッキよし。軍手も持った。
やおら下駄箱から登山靴を引っ張り出して履く。

09年05月07日。少し緊張しながら家を後にした。

何しろ、何年ぶりかの登山である。
挑むは札幌・八剣山(別名:観音岩山)。

八剣山全景
そもそも“挑む”と言うほどの山ではない。
ちょっと行って、ちょろっと登って、さっさと帰ってくるような庶民向けの山だ。

登山を意識的に避けるようになったのは、アキレス腱を切ってからである。
65kgまで太った体重とテニスでかかる負荷に耐え切れなかったのだとおもう。

赤雲水

坐禅に出会う幸運

黒雲水

アキレス腱の断裂時は「ゴンっ!」と鈍い音がするだけで、格別の痛みはない。
ただ「もう歩けないかも・・・」という不安で血の気が引いた。
情けないことに、貧血でその場に座りこみ、歩けなくなったのである。

アキレス腱の治療は3ヶ月ほどで終わり。ほどなくして走れるようにもなった。
まさに「怪我の功名」とはこのことであろう。
私は、その頃から矢印マーク チベット体操を始め、坐禅にも出会うのだから。

白状すると、私の坐禅は心身ともに健康でありたいと願ったことに始まる。
なんとも利己的な動機なのだ。

動機はともあれ、坐禅に出会うことは「信ずべき幸運」なのである。

坐禅をしたらホントに心身ともに健康になれた。
鼻づまりもなければ風邪はひかない。原因不明の心臓の痛みも腹痛も今はない。

私を悩ませていた将来不安も、芥子粒(けしつぶ)ほどになり、
なかなか寝つけなかったり、朝から機嫌が悪かったりした以前が嘘のようだ。

湧き立つ菩提心に、わけもわからず号泣したのは坐禅を始めて2年目の秋だった。
経典をひも解くようになったのは、その体験を越えてからにすぎない。

だから、坐禅をするのに当初の動機なんて何でも構わないとおもうのだ。

さすがに治療の直後は、走った後にアキレス腱の周囲に熱を帯びた。
登山を避けるようになったのは、それからだ。

あれから3年以上も経っている。もう、アキレス腱に不安はないはずだ。
それでも、やはり、久しぶりのことだけに緊張せずにはいられない。

今日は、なので、「登山ステッキ」がお守りだ。
これでアキレス腱を切った右脚にかかる負荷を分散しようという作戦である。


八剣山攻略

地下鉄・真駒内駅からじょうてつバスに乗り、簾舞バス停で降りる。

砥山橋より
南登山口まで約40分歩く途中、砥山橋を渡る。
そこから見える春の芽吹きは、時を忘れるに十分過ぎるほどの景観だった。
馬頭観音
八剣山・南登山口に馬頭観音を発見。 すかさず「十句観音経」を唱える。

そらんじて唱えられるのは、この「十句観音経」だけなのだ。
私は、少々得意になる。

隣に不動明王も祀ってあったけれど、あまり存じ上げないので素通りする。

その刹那(せつな)、ふと後ろ髪を引かれる気もした。
されど、もとより坊主頭。引かれる髪などありはしない。
岩稜
八剣山は、ごつごつした岩場をこつこつ登る。
鎖場のある狭い岩稜をゆくのは、なかなかスリリングな体験である。

アキレス腱のことなどすっかり忘れて登ること50分。
ちょうど大人5〜6人が休める程の狭い山頂に着いた。

山頂から360度のパノラマを足をすくませながら見渡す。
軽くサンドイッチを食べてから西登山口へ下山した。下りは約40分。

足元に自生する花々で眼を楽しませながら降りると、
アキレス腱ではなく膝(ひざ)が笑っていた。おろろ運動不足だ。

ピンク雲水

湯元・小金湯と極上御膳

青雲水

桜
そこから約30分かけて小金湯温泉まで歩く。
札幌市街ではすでに散り始めた桜も、この辺りはちょうど満開であった。
桂 湯元・小金湯
立ち寄った矢印マーク 湯元・小金湯 は玄関先で桂の大木が地衣を割って出迎えてくれる。

食いしん坊ゆえに、入浴プランなる御膳のついたサービスを選ぶ。
平日限定で、しかも入館時にのみ申し込みできるプランだ。
入浴プラン 御膳
この御膳は、味はさるものであることは勿論(もちろん)。
眼にも鮮やかな随所にプロの技の光る御膳であった。

茶碗蒸しに、もちろんスは入っていないため、
口にするりと入ったかとおもうと濃厚な後味を残して溶け去ってしまう。

天ぷらは、サクサクとした歯ごたえに続いて、
海老のぷりぷりやキスのやわらかな口当たりや山菜の香りを楽しめる。

そばは、薄緑の春色につやつやと光るよそおいが いかにも旨そうで、
食べるとシコッとした歯ごたえの後、さわやかな香りを連れて喉元を通り過ぎる。

みな実によろしい。

しかも、この価格で食べられるときたら、もう何も言う事はあるまい。
絶対お奨めの星5つである。(入館料900円なので御膳は実質1080円)

小金湯温泉は、ほのかに硫黄の香る白色透明の湯だった。
湯に映える午後の陽の光綾にまどろみをおぼえつつ独り惚(こつ)る。

いや、ホントに眠くなったのでリラックスルームで昼寝をして、
最終17:00の無料送迎バスに乗って帰った次第である。

再び坐禅と登山への意欲が湧いてきた。そんな一日であった。


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