トップ写真 ゆんフリー写真素材集

【第4話】人生最大の問題

人生最大の問題

できる受験生できない受験生

幼少期につけた小さな心の傷ができない受験生を育てる根本原因です。


生まれつきできない受験生だったのではありません。

できない受験生は、生まれつきできない受験生だったのではありません。 次第にできない受験生へと育て上げられてきたのです。 そのプロセスは、幼少期にできた心の小さな傷から始まります。

ここからは、ある男の子を例に、 できない受験生になるまでの半生を辿ってみます。

トピックスイメージ

2・3歳児のできない受験生

トピックスイメージ

ここでは、まず「できない受験生の幼少期に、一体、何があったのか?」 をさかのぼって分析してみます。

できない受験生も、2・3歳の子供の頃は いつも遊んでいて常に笑っていました。 それは、過去の記憶に囚われて恥じることもなく、 未来についても不安を抱くことのないためです。 したがって、転んだり、叱られたりしても、そこで抱く感情は一時的なもので、 すぐに新しいことに興味を向けます。 こだわりが全くないので、何かに悪感情を抱くこともありません。 だから一般に、このくらいの頃の子供が無邪気で一番かわいいと言うのです。

つまり、2・3歳の子供は、走り回り遊び回ることで周囲に対する信頼を表現し、 周囲にも無条件に受け入れられているのです。

4・5歳児のできない受験生

ところが、4・5歳の頃になると状況が変わり始めます。 走り回り遊び回るだけでは、もはや周囲から無条件に受け入れられることもなくなってくるからです。

例えば、ここに仕事で問題を抱えたまま帰ってきた父親がいます。 ところが、母親は近所のママ友達との集まりで遅く帰ってきたために夕食の支度もしていません。 仕方がないので、テレビを観るとひいきのプロ野球チームの負けているのを知ってイライラし始めます。 次に、父親が隣の部屋に入ってゆくと、後にできない受験生となる5歳の男の子が、 先日買ったばかりのゴルフクラブを振り回して遊んでいました。 そこで、父親は直ちに怒り出し、つかまえて叩き始めます。

父親の感情は
「これはお前の玩具じゃない。」
「俺はお前のために一生懸命に仕事をしてきたんだぞ。」
「もう5歳なんだから、それくらい理解しろ。」 という論理です。

男の子には
「自分はそんなに悪いことをしていない。」
「こんな仕打ちは理不尽だ。」という感情が生まれ泣き出すわけです。

それまで信頼し合っていたはずの父親が、 部屋に入ってくるといきなり怒り出し、自分を傷つけるのです。 5歳の男の子には、全く悪気はなかったのですから、理不尽だという感情だけが残ります。 何かがしっくりこないのです。

トピックスイメージ

信頼の歪み

トピックスイメージ

実は、男の子が4・5歳になる頃には、 こういうことは一度や二度ではなく何度も繰り返されてきています。 しかし、これまでは何かがしっくりこない原因がわからないので、 これまでやってきた父親の仕打ちをすべて許していたと言えます。 つまり、「この父親は信頼してもよいはずだ」と信じようとしてきたわけです。

ところが、ある時、男の子の反応は変化を遂げます。 ある結論に達するのです。 そこで出された結論とは、こういうことではないでしょうか?

「この父親は無条件に信頼できるわけではない」

この感情を覚えた男の子は、今まで父親から受けた仕打ちの記憶を思い返しては裏づけとします。 それだけではなく、この先に起こる出来事は、その結論の正しさを証明してゆくのです。

「やっぱり、この父親は無条件に信頼できるわけではない」

こうなると、これは単なる一時の感情ではなく、普遍の事実とみなされるようになります。 そして、この時から親子の信頼関係は歪み始めるのです。

人生最大の問題

こうして、できない受験生は、幼少期に小さな心の傷をつけたときから、 従来とは異なる価値観を見出し、次第にそれを大きくしてゆくことになります。

ところが、この時点で、のちにできない受験生となる男の子は人生最大の問題に直面します。 この問題こそ、できない受験生の感情記憶に不安感や焦燥感を植えつける準備を整えるのです。 それは、

「もう何を信頼したらよいのかわからないけれど、 とにかく無条件に信頼できない父親とうまくやってゆかなければならない。」

という問題です。

トピックスイメージ
肴はとくにこだわらず厳選情報

面白いほど成功するツキの大原則

今の自分の境遇は今までの自分の責任

そう思えるためにはどツボにハマっている愚かな自分を素直に認める必要がある。この本で徹底的に打ちのめされるべし。

だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法

敵を知り己を知れば百戦危うからず

脳の仕組みを知って合理的に勉強しようという趣旨の本です。脳の仕組みを知れば「だれでも天才になれる」のかと言えばそうではないようです。ただし、非効率な勉強法を改善するために必要な知識は確かにあるようです。

地球が天国になる話

劣等感の克服をテーマにした名著

世間の多くの人たちの心にある劣等感を明らかにし、それを克服する必要性と方法を明らかにした本です。しかも、わかりやすい。CDを聴けば本を読まなくてもよいので、時間のない人も大丈夫。

愛の選択

飼い慣らしの実態を解明した本

子供が飼い慣らされる仕組みを明らかにし、そこから解放されるためにはどうしたらよいのか?を記した本。心に深くメスを入れてできる受験生になりたい人は参考になること請け合いです。