トップ写真 ゆんフリー写真素材集

【第1話】記憶形成の仕組み

記憶形成の仕組み

できる受験生できない受験生

記憶力は心の状態で良くも悪くもなるのです。


記憶力は心の状態で良くも悪くもなる

誰でも記憶力を改善する方法があるなら実践したいと考えたことがあるとおもいます。 まして受験生ならば言うまでもないところでしょう。

私も当初は憶えが悪くて、さっぱり学習を進められなかったため、 記憶力を改善できれば効率的に学習できると考えました。 そこで、脳の情報処理の仕組みを調べた時に面白いことを発見したのです。 それは、

「記憶力は心の状態で良くも悪くもなる」

ということです。 つまり、脳の情報処理の仕組みを知ったことで、 「不合格となるのは明らかに心の欠陥」であることを発見したのです。

それでは、まず脳の情報処理の仕組みから、記憶力と心の関係を解明してみましょう。 私は学者ではないので脳の情報処理の仕組みを単純に理解しています。 ですから、それほど難しい話ではありません。

トピックスイメージ

脳の構造

脳の構造

私たち哺乳類は感情に従った行動をします。 例えば、哺乳類の母親は育児にあたって当たり前に子供に愛情を示しますが、 爬虫類の母親は卵から孵(かえ)ったばかりの子供を当たり前の掟として食べます。

私たち哺乳類は、このような感情に従った行動をするために記憶を利用しています。 これは、大脳辺縁系という部分の機能です。 この部分には、行動や身体機能を微調整するために必要な記憶を形成し利用する機能が備わっているのです。

例えば、私たちは日常生活で感じる喜怒哀楽の感情に対して、 泣いて涙を流したり、血液を顔に充満させて怒ったり等の反応を示します。 このような、ある出来事に直面した時に生じる感情と、それに対する身体的な反応パターンを 脳内に記憶としてデータベース化していると考えればよいでしょう。

そのうち受験生の注目すべき機能は、大脳辺縁系のうち「扁桃体(扁桃核)」と「海馬」の2つにあります。

出典:[面白いほど成功するツキの大原則―ツイてツイてツキまくる頭の使い方教えます(P.77)]著:西田文郎 出版:現代書林


扁桃体(扁桃核)の機能

トピックスイメージ

扁桃体(扁桃核)には、記憶されている感情に対する身体的な反応パターンに従って適当なホルモンを分泌する命令を出すという機能があります。

例えば、暗記することにストレスを感じていると 「グルココルチコイド」という悪玉ホルモンが分泌され記憶力を低下させることがわかっています。

これは、^典は嫌だと記憶されている感情に従って、 暗記から逃避するためのホルモンを分泌する命令を出すということに他なりません。

海馬の機能

一方の海馬の機能は、扁桃体と連係して、記憶すべき情報をふるいわけることです。

したがって、海馬は記憶すべき情報かどうかの判断に当たり、 扁桃体を中継して、ある出来事に直面した時に生じる感情と、 それに対する身体的な反応パターンを記憶したデータベースを参照します。 例えば、暗記という出来事に直面する時、 常に「嫌だ」と感じてグルココルイコイドを分泌しているなら、 海馬は、記憶するに値しないものと判断します。 そのため、学習したことを記憶しておけるかどうかは扁桃体のアクセスする感情記憶に左右されるのです。

そこで、「嫌い」なことよりも「好き」なこと。 「つまらないこと」よりも「楽しい」ことのほうが記憶に残りやすくなります。 つまり、「好き」と感じるか「嫌い」と感じるか? 「楽しい」と感じるか「つまらない」と感じるか? それによって、脳全体の機能は良くも悪くもなります。

この脳の仕組みこそ、「記憶力は心の状態で良くも悪くもなる」ということの正体なのです。

トピックスイメージ

感情のコントロールが学習の第一歩!

トピックスイメージ

このように記憶力は心の状態次第なのですから 「学習は好き」「学習は楽しい」と感じられるように感情をコントロールする方法を学習することが 学習の第一歩ということがわかります。

なぜなら、記憶力は心の状態で良くも悪くもなるのですから、 感情をコントロールすることで記憶力は確実に強化されるからです。

参考文献

『だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法』著:池谷裕二 出版:ライオン社

肴はとくにこだわらず厳選情報

面白いほど成功するツキの大原則

今の自分の境遇は今までの自分の責任

そう思えるためにはどツボにハマっている愚かな自分を素直に認める必要がある。この本で徹底的に打ちのめされるべし。

だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法

敵を知り己を知れば百戦危うからず

脳の仕組みを知って合理的に勉強しようという趣旨の本です。脳の仕組みを知れば「だれでも天才になれる」のかと言えばそうではないようです。ただし、非効率な勉強法を改善するために必要な知識は確かにあるようです。